メモリーボックス
失えない もの いつも
君が全部持っていたよね
擦り抜ける 指先に残る温もり
まだ・・・
ガラス箱に詰めた
飴玉みたいなキズナ・・・記憶が
一つずつ零れ落ちて
溶けて消えてしまう度に
僕の心の透間が少しずつ
開いていくような気がしたんだ
失えない もの いつも
君が全部持っていたよね
また一つ
君との思い出が消えてゆく
失えない 「失いたくない」と願ってみてもいつか
飴玉は ガラス箱から全部旅立っていくのかな
ガラス箱に詰めた
君と築き上げてきた 記憶を
一つ季節を越え
手にとって眺める度に
また一つ掛け替えない“思い出ストック”を
置き去り歩いてきたことに気がつくよ
失えない もの いつも
そう君が全部持ってた
誰よりも 「大切だ」と指切りしたね
でも此処で 生き続けてる僕は少しずつだけど
確実に 君の事を忘れていくのだろう
僕の心に開いた穴は
もう塞げずに開いたまま
いつかガラス箱の中身が
空になったとき・・・“どうなるの?”
失えない もの いつも
君が全部持っていたよね
一つずつ 君の事を忘れていくのに
失えない! 忘れていくことが怖いんだ僕は
でも君の いない日々を僕はこれからも生きて ゆく
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