LOVE

僕らはいつの間に

多くを求めすぎていたんだろう

互いがただ在ることこそ

大切にするべきだったね

いつかは別れるってこと

ずっと忘れていたみたいだ

寄り添ってきたはずなのに

なんで虚しくなってたんだ


大切さをいくら説かれてみたって

僕らは僕らの速度で歩いた

今更何ができるだろう?

もうじき君は僕を置いて旅立つ


君が僕に

僕が君に

あげられるものがあるとすれば

ただ一言

「愛してる」

君と僕が

僕らの速さで

歩いてきた今日までの日々は

今のために

きっとあった



顔を合わせてはいつも

互いに詰ったり貶し合ったり

でもきっと心の奥で

繋がっていたと信じたい

「別れの予感」なんて

余りにもあっさりしてるものだ

今更悔やんでみたって

僕らはすぐに変われない


喪おうとしてる者の重さだけ

僕の手の中に残るのかな

思ってたより切なくて

君と初めての出逢いを思い出した


君が僕に

僕が君に

あげられるものがあるとすれば

ただ一言

「愛してる」

君は言った

「別れが近づいてみて分かったことがあるのよ」

純粋ないとおしい気持ち



意地を張り合って

気付くのが遅すぎただけだと

今なら思えるよ

僕ら確かに人並みに

愛し合ってた



君が僕に

僕が君に

あげられるものがあるとすれば

ただ一言

「愛してる」

君を僕が

送り出すとき

僕はちゃんとさよならを言って

君を見送れるだろうか

きっといつまでも愛してる

きっといつまでも愛してる

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