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目次
BOND
歪な形をしてた
あれはいつのことだったかな
手負いの猛獣みたいに
挑むような上目遣い
近づくな、って威嚇しながら
近づいて、と言えない強がりだけが
僕らの間を行ったり来たりしながら
いつまでも無くならずに
増えていくばかりの
たったひとつの絆を探してた
夢物語みたいな
温かい居場所が欲しかっただけ
僕だけ、いや君だけ、でもない
ふたりとも傷付いていた
抱き締められることに怯え
でも抱き締めたいと思える誰かに
出逢いたい、出逢いたくない
避けて求めて彷徨い
行き先も決めずに
歩いて行った先で
たったひとりの人とぶつかる
可愛いハートのカタチ
いつだって遠い理想でしかない
歪なハートのカタチ
不器用な僕らのカタチ
でも歪だったハートのカタチ
微笑ましい僕らだけのカタチ
歪な形をしてる
それすら劣等感みたいに
意味のない喧嘩をしてた
ありのままを受け容れて
ありのままを認めてみた
夢から覚めた物語
これが僕らの手にしたカタチ
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