第8話 回復中



 牢屋に戻ってきました。


 主人公やら攻略対象達に、とってきたアイテム一部を渡します。


 妖精の力って便利。自分の体に触れているアイテムも透明になるから、運びやすくて良かった。


 でも、私一人が持っていける道具は限られているので、せっせと何往復かします。

 妖精は、体が小さいですからね。

 大体10センチくらい?


 主人公達は、突然牢屋に運び込まれたアイテムに最初は戸惑っていましたが、きちんと手をつけているようです。


 回復アイテム(人間用)とか、包帯とか使ってせっせと体調を元に戻していきます。(捕虜を管理するためなのか、人間用のアイテムが結構あったのが幸いです)


 ふぅ、良かった。毒とか入ってないし、ついてないから大丈夫。


 武器とか防具とかも取り戻したかったけど、重たすぎて持てないから無理だった。


 それらは状況を見て、自力でとり戻してもらうしかない。


 けが人は回復、他の面々も体力は通常時まで回復。


 ただし、回復アイテムじゃ病はなおせないから、病人がいるのが不安だけど。


 さすがにそういうお薬までは置いてなかったし、仕方ない。


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