第705話 じぶんのなかのじどう



 やっぱりそうなんだ、子どもを特別なものと考えなくていいんだね~とカヨさん。


 司馬さんによれば、児童文学作家・花岡大学さん(『かたすみの満月』『ゆうやけ学校』など)の作品には、これ、子どもに理解できるの? と言いたくなるほど高度な記述が遣われており、本人は「自分は自分の中にいるたったひとりの児童に向けて書いている」と恬淡としていたが、とりわけ玄人筋から高い評価を得たとのこと。


 児童ものに属する作品を書くつど表現法に悩んでいたけど、子どもは大人が思っているほど子どもじゃないんだよね、だから、贔屓の作家さんが源頼政と以仁王というマニアックな人物に取り組まれたのも正解なんだよね~とあらためて納得のもよう。






 


 

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