第530話 もしかして
行きつけのカフェでは、広いスペースに並ぶボックス席の定位置に座るカヨさん。
斜め向かいに座るのは、これまたいつも同じ初老の男性で、先方は備え付けの新聞を読み、カヨさんは歳時記や文庫本を開いて、思い思いの時間を過ごしていました。
*
ところが、少し前からニューフェイスが加わるようになったのです。(*´ω`*)
カヨさんより少し年長の女性ですが、この方が何とも落ち着かない方でして(笑)やはり備え付けの新聞を繰りながらも、店内をキョロキョロ見まわしてばかり……。
で、先日は何と席を立って初老男性に近づき、「この新聞、読まれます?」と。
その男性もさるもので、「いや」のひと言で退け、愛想のかけらもありません。
*
じつは、この光景、いつか見た風景なのですよね~。(@^^)/~~~
二度も懲りずにアタックするなんて、もしかして、ナンパ?
それも女性の側から積極的に? よくもまあ物好きな……。
ウォッチング好きなカヨさん、3回目があるかどうか見守り中です。(笑)
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