第468話 ただしいかげ

 

 

 掃除を終了しても外は暗いので、先にカクヨムを少し……と思ったカヨさん。

 気づけば2時間余りが経っていて、窓の太陽が、早く早くと急かせています。


 帽子をかぶって散歩に出かけると、早朝とはまた別の景色が広がっていました。

 早くも20度ぐらいの角度に昇った秋の朝日を受けて、家々、電柱、樹木、草花、それに自分自身……ものというものが、それぞれの影をくっきりと引いています。🌞

 

 ――芋の露連山影を正しうす      飯田蛇笏

 

 有名な俳句を思い出しながら、いまさっき拝読したばかりの詩や小説の一節を反芻しつつ、頭と足の同時散歩をたっぷり楽しんでいる、10月初めのカヨさんです。🌸


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