第337話 ひょうか
第11回目を迎えたオンライン句会で高得点をいただいたカヨさんですが、先述のとおり、同じ句を別の句会の先輩方や主宰に見ていただいたら別の評価があり、場合によっては真逆もあるだろうと思うと、気を引き締め直す思いが勝ります。
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こういうとき思い出されるのが、結社の句会に誘ってくださったY先輩の言葉。
――いいな、カヨさんは、たくさん点が入って。
わたしの句は、いつも人気がないんだよね。
この言葉に秘められた真実は「小説で言えば大衆文学ではなく、純文学的な句を詠むがゆえ」であることは、ズブの素人のカヨさんにも感覚として分かりました。
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カヨさん自身、初心のころと現在では選句の基準が大きく異って来ていますし、今後、作句と選句の経験を積むごとに、さらに変化していくことが予想されます。
絶対的な評価がない文芸の楽しさとむずかしさを実感中の昨今です。(*´ω`*)
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