第253話 しずめ
うららかな陽光に誘われ、何か月ぶりかで小半日の街歩きに出かけたカヨさん。
気に入りの薔薇色のスニーカーのおもむくまま、小路から小路へと歩きまわっていると、中央部を縫うようにして流れる川の岸に、目立たない神社を発見しました
――
教育委員会が立てた案内板によると、あれやこれやいろいろあった半生の末に(笑)初見の当地に転封になり、壮年のわが手で築いた城を終の棲家と決めた初代藩主が城下の土木に力を注いだおかげで水害が激減したことを記念して建立されたとか。
――言われてみれば納得の命名だよね~。
400余年も前の先達たちの命名のセンスに、感心しきりのカヨさんです。(^-^)
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