第247話 しんぶん


  

 

 昨年のいまごろのコロナ自粛スタート後、初めて図書館に行ってみたカヨさん。


 目的は新聞各紙の閲覧ですが、1年ぶりの同コーナーには「長居無用」「居眠り禁止」の表示があり、さらには「お引き取り願う場合もあります」とまで。(*'ω'*)


 時節柄、当然の対応とは思いますが、それはともかく、全国の地方紙や業界紙も含め、紙の新聞がずらりと並んでいる光景には、いささか前時代的な違和感があるなあ……と思いながら、オジサン連に人気の「今日」の新聞は諦め、分厚くて開きにくい「今月」のファイルからカヨさんが得た情報はつぎの3点に集約されます。



①先進的なコロナ対策で知られる、台湾のデジタル担当相のトードリー・タンさんが並外れた能力への嫉妬からいじめに遭い、小学校にも通わずに独学したこと。


②超高齢の知人男性が新刊書を出版したこと(内容はものすごく古めかしそう)


③大時代な見出しで煽る週刊誌広告の、あまりと言えばあまりな進歩のなさ(';')



 なにか新鮮な情報を得られるかもという期待は、みごと空振りとなりましたが、それはさておき、現在の新聞をめぐる事情は大きく3つに分類されると思います。


 ①大都会はともかく地方の場合、最も多いのが地元紙1紙の購読(ローカル紙の役員をしている友人の苦笑気味に曰く「大半はお悔み欄が目的なんだよ」(^_^;))。


 ②次いで、年々減少する一方の全国紙単独 or 地元紙とのペア購読。


 ③そして、徹底したペーパーレスで、ネットニュースしか見ない層。


 三者三様のスタンスで、物事の考え方や捉え方に大きな差異が生じそうだけど、だいたいからして情報の選択自体が文化度とも言えそうだし、ねえ。(@^^)/~~~


 ちなみに数年前から③に属しているカヨさんは、ごくたまにコンビニでA紙(県内版にリレーコラムを連載して以来のご縁)を購入しますが、その日の紙面が有用かどうかは賭けなので、150円が惜しいときと、まあまあなときとがあります。

 

 

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