第133話 ぞくしゅさい


 

 

 

 気がかりなことがあると、散歩をしていても、心ここにあらずのカヨさん。

 昨今の胸に渦巻いているのは、他者への配慮ができない傲岸で浅慮な輩に、

 

 ――天誅を!

 

 まさにそのことです。( ;∀;)

 

 選りにもよってこの時期に多数の集まりを企画し、強制ではないと言いながら、むろん立派な強制で、弱い立場の人たちにプレッシャー&ストレスを与えている、いまエライ、あるいはかつてエラかった人たちは、ギョギョギョッの案内を受け取った瞬間から始まる苦悶の時間や、本人や家族の環境や条件を想像する、最低の人間力さえ持ち合わせていないんですよね、ふだん即物的に生きているから。(-“-)

 

 かくいうカヨさんも、不要不急のふたつの会に誘われる悲劇に見舞われまして、何日も断る理由を思い悩んだ末、ようやく欠席の返事を出しましたが、今後のつきあいを思えばキッパリ拒否するというわけにもいかず、いまだにモヤモヤが……。仕事がらみの人たちはもっと大変だろうなと思うと、まさしく怒髪天を突きます。


 たぶんスポンサーに遠慮して及び腰のコメントしかしないテレビ業界の人たち、せっかくの電波をこういうときこそ有効活用し、「権力を乱用しての集まり開催は社会の害毒です」キッパリ報道して、本来のオピニオンリーダーの役目を果たしてくれてもいいんじゃないの? 元地元局関係者のカヨさんは思うのです。"(-""-)"

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