第114話 ひよどり
秋が進んで、カヨさんの狭庭のソヨゴの実も、あざやかに色づいてきました。
もうしばらくすれば、しっぽの長いヒヨドリがやって来て、細い枝の先に器用に垂直に止まり、熱心に赤い実をついばむ様子が窓から眺められることでしょう。
降って湧いたようなコロナ騒動で、季節の移ろいを楽しむ余裕もないような今年ですが、底に着けば、あとは浮き上がるしかないわけですから、来年はなんとか。(^_^;)
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