第18話 えにし





 

 

 若い時代からの友人に比べ、年を重ねて知り合った人とは心の底から理解し合うことがなかなかできにくいのは、歩んで来た道が交差していないからでしょうね。


 でも、ごく稀にそうでない人もいます。


 ――畏敬から始まるえにし桜餅


 運よく高潔な先輩俳人に巡り会えたカヨさんが、春先に詠んだ拙い一句です。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る