いつまで「挑戦者」でいるべきか



人によって考え方や置かれている状況が違うというのは当然の前提で。


私なんかは「挑戦者」で一生挑み続けるつもりはないんですよね・・・。

元々同人活動してるから、作品の数が揃ったらそっちの活動に普通に戻ると思う。


私は新人賞への応募に関しては「職業作家への(唯一の)扉」と考えているというよりは、単純に「大会に参加する」つもりで臨んでいます。


だって、そうでしょ?一応名目は。採用試験やってるわけじゃなくて、一応の名目は1回1回開かれる天下一武道会みたいなもんでしょ。

仮に「越えられない壁」があったとしても、別に他のルートを探して先に進めばいいだけで。


だから、できるだけ勝ち進めるようにとか、場合によっては優勝も狙うとか、それを通じて自分の技術も磨くっていうのはありますけれども、

「エリート官僚になるために東大を受験する」

っていう感覚とは、全く違うと思いますね。

感覚が多分違う。


何だろうなあ。

東大とか京大や医学部目指すのは素晴らしいんだけど、5浪も6浪もした挙句に何の成果も見られないようなら、別の道で堅実に進んだほうが絶対にいいよね。

時間は有限だし、人間は年老いていくから。

新人賞への応募でも、似たような事が当然言える事かと思う。

【繰り返し強調したいが人によって状況が違うからタイミングとかは色々違って当然】


失敗し続けても、成果が上がってるならやめないで続けたほうがいいと思いますけどね。例えば、最初C判定だったのがB判定になり、安定してA判定が出続けるようになってるとかなら、もう1度か2度くらいはチャレンジしたほうがいいだろう。


賞の応募でも、最初1次落ちばっかりだったのが、次第に安定して先に進めてる感があるなら続けたほうがいいと思う。

マンネリ感が出てきたら、本人の気持ちにもよるが、中止するほうが懸命の場合もあるだろう。

ジャンルを変えてみたりとか違う会社に応募してみるとか、様々なパターンがあると思うが。


たまにですけど、最終選考には安定して残るんだけど大賞に至らない、っていう人がいらっしゃいます。

まあ結論から言うと私はまだそういう状況ではないんですが、仮にそういう状況になったら、私だったら即刻同人のほうに戻りますね。

というのも、最終選考に残るくらいの作品であれば「質は十分」という事でしょうから。爆発的にヒットする要素があるかは別問題として。

であれば、どこまで儲かるかは分からんけど、何とか自分で売ればええやん?

「質は十分(商業クラスに限りなく近い)」なら、問題はどこで(誰に)売るか、どう売るかってだけの話でしょう。

同人だったら、別にそこまでの質ではなくてもいくらかは売れます。ジャンルと売る場所と売る方法をきちんとそなえれば、の話ですけれど。

(ところかまわず、しかも雑な方法で売りに出す・・・ってのでは、当然売れませんよ。)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る