手が速い・遅い
私は、個人的に漫画も描くし普段の仕事もしているので、基本的には「手が速い」ほうがいいと思っています。
もちろん、どうしようもないごみを早く量産しても意味がありません。
しかし、一定の水準を満たしたものであれば、同じ品質であれば短い時間で仕上げられるほうがスキルは上であると単純に考えます。
じっくり時間かけて、確実にそのほうが良い物ができるという確信と経験があるなら、そうしたほうが絶対にいいでしょうね。
私は自分の経験から言うとそういうふうにやるとダメなタイプなので、同じ品質のものなら速く仕上げるように心がけています。
そういうのって、結論から言うと人によって違うのです。
もちろん、商業の漫画家とかの場合だと週刊で連載するものを1ヶ月かけてたら完全にアウトですから、水準以上のものを速く仕上げる能力は当然必要かと思います。
ちなみに、趣味で描く1枚絵のイラストの場合、私はじっくりだらだらと2ヶ月くらいかけて描く場合があります。
それが、特別に良い出来とは限りません。
しかし、それは売りに出すものではなく趣味で描くもので、
「描く作業」自体が楽しみなので、音楽とかをかけてじっくり取り組むのです。
だから本質は多分小説も同じで、完全に自分だけの趣味でやるならむしろじっくりやったほうがいいんでしょうね。
ただ、同人も含めて、売りに出すっていう目的が少しでもあるなら一定の速さはないと、とにかく作品がでません。ゆっくりであればあるほど良いという事は普通はないと思います。イベントに参加するなら入稿の締切ってのもありますし。
しかし、その具体的な「速さ」は人によって違うから、一般論としてこういう速さでなければならないってのは当然言えないわけです。
仕事やってる場合、執筆活動に使える時間が少ない人もいると思います。
私自身の経験でも、残業漬けで帰宅してもくたくたで創作活動どころじゃないって時は過去にありました。
ただ、そういうのって、「自分がやりやすい環境」を自分で作らないといけないっていうのもあると思うんです。
残業漬けの仕事から転職したくてもできないって場合は・・・・・・
もう、諦めるしかないですよ。
ほぼ同じ能力と同じ経験の人が競争するなら、時間あるほうが基本的には有利ですね。それは当然です。
そして、そういう環境を自分で用意できるかどうかも勝敗に影響すると思うのです。
それは時に不公平と言ってよい事もあると思います。
勝負するとなると、そこには「運」などの外部要因も関わってきますので。
まあでも、創作活動って本質的には別に必ずしも競争では無いって事は強調したい。
無料投稿サイトの悪意でそういう風潮は広まってますけれど・・・・。
それと私の個人的な考え方は、漫画の同人活動に影響されているところも大きいです。
売れるか売れないかも確証できないものに、時間かけてられないっていうのがあります。30Pの漫画で、最初の数ページでのろのろしてると全然終わらないわけです。
それで、時間かければかけるほど売れるなら私もそうしますけど、個人的な経験ではそれが全然当てはまらないんですね、私の場合は。
時間かけた挙句に1冊しか売れなかった(しかも隣のサークルが情けで買ってくれただけ;;)という悲惨な経験がずっと以前にあるので、それがトラウマなのです。
逆に、2週間くらいで一気に仕上げたものが〇万円(ワオ!!)もの売上になった事もあります。【注:いつもそうであるという事ではありません】
だから、私は仕上げられるものは出来る事なら速く仕上げて次にどんどん進んで、反省や直しはあとでやる。
・・・っていうふうに、しているのです。
逆に、じっくり仕上げたほうが売れ行きがよくて、速く仕上げたものはボロボロであるという人は、当然ですがじっくり時間をかけたほうがいいです。
最終的には、一人一人に合ったやり方があると思いますよ。
小説の場合、確かにじっくり下調べしたほうがいい場合もあると思うんですが、論文やレポートを書くわけじゃないっていう点には少し注意が必要で、かける時間に関してはバランスが大事なのかなあという気もします。。
尚、いくら経験でそうだったとはいえ、じっくり取り組んだ完成度高いものよりも、手早くやったほうが売れたっておかしくない?と思う人もいるでしょうが、そのカラクリは、ジャンルと参加即売会が違うというのがあります。
その最初のところを間違えると、いくら完成度高くても見向きもされないという事が実際にあるわけです。
ジャンル自体の人気というよりは、自分自身がそのジャンルに向いているかって事だと思います。
某ジャンルで、他の人がやると売れてるのに、私がやったらゼンゼン駄目という事があったわけです。
どのジャンルが自分自身に合っているかは、他人の情報を見ていても全然分かりません。自分自身でやってみるしかないのです。
そういう感じの活動が多かったので、それがうちの「個人サークル」の特徴になっているというわけです。
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