2作目終了:12万9千5百字
12万9千5百字で、ようやく応募用の2作目の小説作品を書き終えました。
どうも短く10万字程度で終わらせるよりも長くする傾向があるので、反省点にすべきでしょう。
ともあれ、10万字以上の小説作品が12月に1作、1月に1作という形になったので、創作活動としては楽しく有意義でかなり上出来だったと思います。
単に強引に文字だけ埋めたというよりは描きたいキャラや描きたい世界観を書けたので、入選とか抜きにして創作活動として充実した点で良い点としていいと思います。
同人誌にするにしても、ものがないと話にならないので、2作で250ページくらいある分量がまず存在するのは良い事です。
反省点はなんぼでも存在するのですが、改めて次の執筆に直結する点を特に重点的に考えると
①「面白いキャラ」(キャラ自体の人格を改造人間のようにいじるというよりは、キャラの面白い所をきちんと見出して表現する、設定として明確にする)であるかという点について、主人公キャラに対して少々迷いがあって手直ししながら書いて時間を食った
→この点については、ある程度最初に「キャラの履歴書」をしっかりさせたほうが効率は良いに違いない
②専門的な用語の使い方とかが舞台設定上必要になった時に調査・取材・勉強に執筆以外の時間を割く事になった(※例えば現代が舞台で主人公が医者という設定なのに、医学に関する知識が全く欠けていたり、用語の使い方とか症状名とかもでたらめだと設定が活きませんよね…)
→勉強するのも知識が役に立つし楽しい事もあるが、ほどほどにせよ
賞応募するにあたって、もちろんがちがちの専門知識が求められているのではなく、面白い要素と評されているのは「素人でも分かる程度の詳しさ」。
そこは上手にさっさと済ませて、どうしても必要な事は後で調べて正確な描写を心がける、というふうにできるようにしたほうが良いだろう。
この2点が、部分的に手間取ったり、だらだら制作時間が延びたりする要因になったように思います。
主人公を20代の男性とした事で、何か最初「いかにもヘタレ、わーお!!!」みたいな感じだったと思います。そこを、本人の経歴とかをきちんと見て、良い所や特技なども明確に把握して描写をきちんとする事で、ようやく主役のスタートラインに立たせる事ができたように思います。
であれば、ただ何となく20代男性です、高校生です、漫画家志望無職です、39歳会社員独身です、とかそういう漠然とした「履歴書」ではなくて、もうちょっとまともな「履歴書」を初めから用意したほうがいいという話ですね。
逆に、完全に趣味でやる場合とか、思い切って制作期間を長くとる場合とかは、「本編を書きながら」そういう事をゆっくり探ってもよいのかと思います。
応募用・販売用にしっかり作り込む場合で、尚且つ「速く書きたい」なら、「キャラの履歴書」は有用なツールなのかもしれませんね。
専門知識とか用語の件については、キャラの個性・性格・特技に活かせる事が、前提として重要ですよね。そうでもないのに辞書や用語集から丸写ししてきたような説明って、小説に根本的に不要など思うので…
個人的には、「リアリティ」っていう言葉あまり好きじゃなくて、折角小説や漫画の世界なんだから別に想像の設定でもいいと思うんです。
ただし現代や、現代に近い設定の場合は、「リアリティ」を意識した描写も取り入れる事でキャラの生活習慣(あるいは職業習慣等)を活き活きと描写する事につながるので、要所要所で心がけたほうがいい点なのかという気がします。同じ医者設定でも、ファンタジーの世界だったら別にポー〇ョン使ったりケ〇ルやホ〇ミ唱えたりするだけで済む話にもなるので。現代設定の場合だと、少しばかりの専門知識も交えて「リアリティ」を出した方が現代という舞台と、そこに生きるキャラの描写が豊かになる事に繋がりますよね。
恋愛の場合、ハッピーエンドになるか悲恋になるかとかいったストーリーの大枠は、必ずしも最初に決めつけずに書きながら、自然な流れにするというのでいいかと思いました。個人的にはその点において手が止まって行き詰まったとかはほぼ無かったんで…。
最後は、単純な事実だけならハッピーエンドはハッピーエンドだったんだけど、結構な切なさが残る感じになりました。それが、ちゃんと伝わるといいですね。文章が下手でそれが伝わらなかったら、それは私の勉強不足や力量不足だな…;;;;
恋愛でありがちなのは「片割れが死ぬ」っていうもので、もちろんそういうもので名作も実際にありますが、別に死ぬわけじゃなくてむしろ普通に結ばれてるんだけれど、すごく切ない感じになったように思います。
っていうか12月の作品の終わりもそれに近い感じやったなあ…;
自分自身の中の最近のトレンドなのかもしれない。
個人的には、やっぱり恋愛するキャラ同士はきちんと結びついてほしいと思います。ただ、だからといって「男女がただイチャついて結婚して終わり!」では、作品として描写する面白味が足りないようにも思えるので、同じ結びつく展開でも、その過程とか結果が特異なカップルの物語を描写してこそ有意義さが増すのかもしれません。
そういった事自体が認められる・認められないという事よりも、最低限、文章表現として伝わるかどうかという技術的な問題のほうがきっと重要ですね。
ああ、1次選考くらいは通過してほしい!
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