「やり直しなんていらねえんだよ!」とパーティを追放されたけど、もうセーブもロードもないんだよ? ~崩壊したってもう遅い。俺を拾ってくれた美少女パーティと宿屋にいく~
102話 冒険者本部から緊急依頼が来ました
102話 冒険者本部から緊急依頼が来ました
俺達はダークアーラという組織について調査していた。
しかしあまり有益な情報は得られない。
うーん困ったな。
そんな時だった。
受付嬢から声が掛かる。
「ホワイトアリス様少しお時間宜しいでしょうか?」
「ああ構わないが」
「では奥の部屋で」
「ああ」
何だ?
何か要件があるのは間違いないが、何かの依頼か?
俺達はフレッディーノ国冒険者ギルド支部の中に設置された部屋へと案内される。
そこで俺達はソファーに座らせられる。
「冒険者ギルド本部よりホワイトアリス様に依頼が舞い込みました」
「依頼? モンスター討伐か?」
「いえ。ダークアーラとという組織に関係するかもしれません」
「何!?」
俺達は顔を見合わせ驚いた。
ダークアーラが動き出したのか?
「最近ある二人の人物が次々と人を殺すという暴挙に出ております」
「二人の人物? 組織の人物か?」
「いえ恐らく利用されているだけだと思います」
「名前は?」
「デビルメイデンのバレッドとエレノアです。ラーク様のお知り合いかと」
「何!? バレッドとエレノア!?」
「はい。次々と民間人や冒険者、時には貴族を殺しています」
ティーダが庇い回収した二人。
バレッドやエレノア程度の実力ではそんなに多数を殺せるはずは無い。
ティーダに何かされたのか?
「ホワイトアリス様にはバレッドとエレノアの対処に当たって貰います。他の冒険者にも頼んでいますが、出来るだけ早期解決を望みます」
「了解した。だがティーダはいいのか?」
「その場に居合わせたなら殺して構いません。しかしそうでないなら深追いはしないでください。未だ謎の組織ですので」
「分かった。それとバレッドとエレノアは殺すのか捕獲するのか?」
「どちらでも構いません。捕獲できるようならしてもらっても結構です。しかし駄目そうなら殺してください」
「分かった。その依頼引き受けた」
「お願いします」
こうして俺達は冒険者ギルド本部から元パーティーメンバーのバレッドとエレノアの対処を依頼された。
殺すかどうかはその時決めよう。
一応セーブしよう。
「セーブ」
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スロット1 フレッディーノ国冒険者ギルド
スロット2 豪華馬車の中
スロット3 ファイシード国宿屋
スロット4 フレッディーノ国宿屋
=========================
俺はスロット1に上書きセーブをした。
そして現在宿屋へと戻る。
足りないアイテムなども雑貨屋で補充した。
「武器は大丈夫そうだけど、鎧はこれでいいの?」
「現状ここでの市販防具でダイヤモンドより上は無いからな。仕方ない」
「まあ、ラークがいるからやり直しできるしね」
「任せろ」
「それにしてもデビルメイデンのメンバー迷惑かけすぎね」
「全くだ。ティーダが黒幕なのは間違いないだろうが何をしたかが気になるな」
「ええ。悪魔術で強化でもされたのかしら?」
「悪魔術に詳しくないから分からないが恐らくそうだろう。でなければバレッド程度の実力では無理だ」
「ならかなり警戒する必要がありそうね」
「ああ。油断は無しだ」
俺の言葉に皆頷いた。
そして身支度を済ませて俺達はバレッドとエレノアのどちらを最初に対処するか決める。
「エレノアからにするか。ここから近い」
「そうですね。他の冒険者も動いているみたいですし私達は一つずつ確実に潰していきましょう」
「ああ、それが一番だな」
俺達はフレッディーノ国を出国する。
セーブしよう。
「セーブ」
=========================
スロット1 フレッディーノ国宿屋
スロット2 豪華馬車の中
スロット3 ファイシード国宿屋
スロット4 フレッディーノ国宿屋
=========================
俺はスロット1に上書きセーブをした。
そしてエレノアが現在被害を及ぼしている国アンテンに馬車で向かった。
全く迷惑な奴らだ。
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