心中
鳴っていた 鳴っていたんだ
去って行け 去って行け もう
泣っていた 泣っていたのは
僕だってこと 知っていたのかい?
だったら
待っていて 待っていてよね
季節だって喰う気になって
啼っていた 啼っていたのは
蝉の声と涙の伴奏
たったるらるらりら
嗚呼 また 夏が来た
鳴っていた 鳴っていたんだ
夏のさ 音がするよ
泣っていた 泣っていたのは
君だって同じ 泣いていた
待っていて 待っていてよね
汚いままで喰ったらいいさ
啼っていて 啼っていてよね
お願いだから
願いだから
なっていた なっていたんだ
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