体育祭の競技決め
「はい、じゃあな今回は2週間後に体育祭があるからそれの競技を決めるぞー。じゃあ、委員長後は頼んだ」
いや、この担任最悪だよ…。全部委員長任せで教室から出ていったし…。あんなんで先生がつとまるのか?
とは言え、今言ったことはクラスにとっては結構重要なことである。おそらくだいたいの人は優勝を狙っていることだろう。
体育祭かぁ…。俺はあんまり乗り気ではない。優勝したくないかと言われればそりゃしたい。だが、問題は何に出るかだ。
例えば、リレーのアンカーになってみろ?周りからのプレッシャーがえげつないことになる。そういうのは、嫌だ。
と思っていたのだが、どうやら競技はリレーしかないらしい。100×4リレーから400×4まであるし、1000メートルってのもある。
「じゃあ、この中から一人一つ決めてくれよな!」
嘘だろ…。リレーのアンカーだけはやばい。なんでリレーしかないんだよぉ…。
「それじゃあ、話し合おう!」
委員長君今日も元気だなぁ。
**
「翔はどれにするの…?」
「俺か?俺はどうしようかまだ悩み中だな…」
「じゃあ、翔!俺ら四人で100×4メートルいこうぜ!」
俺達が悩んでいるところに岡崎と剣崎。
「うんうん。それがいいですな」
マジかよ。よりにもよって、一番盛り上がる競技じゃないか…。
「いや…。待て岡崎。よく考えろ…。そんな競技に出たらプレッシャーがやばいぞ」
「おいおい、何言ってんだよ翔。これに出たら女の子にモテモテだろうが!」
ちっ。こいつらはまさかモテ目的か。いやだがまだ海斗がいる…。
「いや、ほらそれに海斗もイヤって…」
「え?それでいいんじゃないかな?」
おい、嘘だぁ!
「よしじゃあ決まりだな!委員長、俺ら四人が100×4メートルに出る!」
「わかった!」
はぁ…。決まっちゃったよ…。
「じゃあ、何走走る?ちなみに俺は1走!」
「それがしは、2走!」
「じゃあ、僕は3走かな?」
「オッケー!自動的に翔アンカーな!」
え?アンカー?
「え、待て待て流石に俺がアンカーはまずいだろ」
「翔…。頑張れっ(ニコッ)」
こ、コイツ…。
い、嫌だぁー!一番最悪なパターンきたよ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(海斗の家)
「ただいまー。母さん。2週間後に体育祭あるってー。見に来る?」
「へぇー。もちろん見に行くよ。海斗は何に出るの?」
「僕は100×4メートルリレーだよ。翔と一緒にね!」
「ふぅん。分かった!見に行くね!」
(翔君の写真新しいの撮っちゃおうかな?)
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更新を少し休みます。申し訳ありません。
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