第361話 急降下 ③

それは水泳の飛び込み。


高さに怯み、顔を上げているから腹打ちをする。

水面に頭頂部からダイヴすれば痛くない。


さぁ。

水面は見るな!

顎を引け!


いざっ!


なんしよんぞ?」


私は、二段ベッドの下段で寝る姉を起こしに来た父の呆れたような声を、

上段からの急降下後、困惑と痛みにピクピクしながら聞いた。



★☆★


まぁ。寝惚けてただけなんだけどね。

実際は落下だろうけど、夢の中の私の感覚は急降下。


父曰く、

急に立ち上がり、頭からダイヴした。


私の頭蓋骨と首の骨は丈夫だった。

別にこのせいでアホになったわけじゃない。

その前からだ。< ( ̄^ ̄)>エッヘン!


と、いう事で。

久浩香の『急降下』エピソードでした。

まだまだありそうだけど、思い出したのは、これくらい。


残り4話。



☆★☆


次のお題は『我が家』

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