第185話 車線変更 ★

登坂車線に変更した俺を、

お前は驚きと悲しみの混じる顔で振り返る。


「一緒に行こう」と言われても、

軽自動車がレーシングカーについていくなんて無理な話だ。


かまうな!

前だけを見て走れ!


そもそもの性能が違う俺達。

がむしゃら追いつこうとすれば、みじめになるだけ。


俺はもう俺らしく俺の道を行く。



★☆★


仲良しの幼馴染が天才だった場合。

勉強を教えてもらいながら、同じ高校に合格はしたものの、授業はついていくだけで必死。

軽い口調で「大学は東大でいい?」みたいに言われ、凡人にはとてもじゃないけどついていけないので、違う進路を進む事を告げた。

って感じの話です。


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