第147話 カップ麺 ★

「ギャアアアーーー!」


給湯室から社長の悲鳴。


何事かと事務所の全員が立ち上がって向かうと、

シンクの前で背中に哀愁を漂わせた社長が振り返る。


「トドメの湯切りをしたら…」


社長の手にはカップ焼きそばの空の容器。

そして、三角コーナーの中のお客様用の茶葉カスの上には、

上蓋と麺が鎮座していた。



★☆★


ネタが思い浮かばない。

だからこれは、実際に起こった悲劇である。

確か、スナ〇シのカップ焼きそば。


いやー。思い出せて良かった。

この時は、みんなで笑ったのだった。

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