第106話 瓦 ★

2×4ツーバイフォー工法等で組み立てられる家について、大工はのたまった。

「あんなシャチハタの判で押したよーなな家建てて面白いんか?」

と。

それは、鬼師の益体も無い愚痴というか、ガルバリウム瓦を張り付けた日本家屋のように感じるのだろう。


そんな俺の横で娘は、瓦のアマビエの置物をこさえていた。



★☆★


いなげな=変な、おかしな、普通でない。

つい=同じ

鬼師=鬼瓦を作る職人


けして、2×4ツーバイフォー工法やガルバリウム瓦をディスってるわけではないです。

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