第002話 寝落ち ★

車座の真夜中。熱く語る君。今は君のターン。誰かが口を挟む事は許されない。ああ、その良く滑る舌で、思い切り主張を掲げるがいい。傲慢をへし折る材料を数え俺の心がほくそ笑んでる。よし、一呼吸したな。反撃させてもらうぜ。ん? 何で目を瞑っているんだ?

「こいつ、…寝とるぞ」

おいおい。嘘だろ。

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