第2話 人を傷つけること
◯空気にも染みて傷つくこの痛みは集積所にでも捨て置きたいよ
※私は自分のムカムカだったり、イライラだったり、自分の不快の感情をわかって他人にも味わせている人間の方が、知らないで人を傷つけている人間より罪だと思っていたので、小説のこの言葉に出会ったときはショックだった。
螺鈿迷宮 上 (角川文庫)/海堂 尊
「人は誰でも知らないうちに他人を傷付けている。存在するということは、誰かを傷付ける、ということと同じだ。だから、無意識の鈍感さよりは、意図された悪意の方がまだマシなのかもしれない。」 (P131)
確かに不快を押しつけている方は多少の罪悪感もあるかも知れないが、ない方は常識やマナーも身につかないし、人が嫌なのを知らないってもっと罪なのかも知れない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます