075作目 檻の中の夢/瞳

檻の中の夢

作者 瞳


檻の中の夢を虐待した。それでもわたしは歌うのをやめない。

★★★ Excellent!!! 詩一


この作品のタグは


『檻』『夢』『虐待』『歌』


です。

タグを組み合わせるとこのレビュータイトルになります。


誰もが一度は将来の夢を見ます。

でも、誰もが叶えられるわけではない。

叶えた人たちがテレビに映っている。叶えられなかった人たちがそれを見ている。

なんて皮肉なのだろう。

でも、皮肉でもなんでも、見なければ死んでしまうから。傷付きながら、毎日を繰り返すのでしょう。

地獄のような平凡の中で、もがき苦しみながら冷えたオムライスを食べる。


優先順位だけは、ギリギリのところで間違えないでいるのが、生きている証拠だ。



——実はこの作品は、もともと別の短編集に収録されていたのですが、私が「この作品素敵なのでカクコンに出してください!」と無茶なお願いして取り出して頂いたものなんです。

こんな非常識なお願い、普通しません。作品は作者のものだから。わかってます。それでも私がお願いせずにはいられなかったんです。読めばわかります。

どうかこの作品が、日の当たる場所へ行きますようにと願っております。


【作品URL】https://kakuyomu.jp/works/16816410413913702717

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