060作目 コンチミステリ 『コンチ館の殺人』/坂井令和(れいな)

コンチミステリ 『コンチ館の殺人』

作者 坂井令和(れいな)


コンチ、それは始まりと終わりを隔てる緞帳。裏側を窺い知ることは出来ない

★★★ Excellent!!! 詩一


コンチ、コンチコンチ。コンチ!


出だしから容赦のない勘違い下ネタをぶち込まれ、ずっと笑わされ続けました。

途中、「これ本当に事件起きるの?」と心配になるくらい、コメディが読者を追い込みます。

そしていざ事件が起こってみても、やはり主人公の麗奈さんは笑わせに来ます。

どんな勘違いだよ! と思えるようなギャグの嵐。

毎回笑えて楽しく読めるのに、ミステリは本格的。

振り返ってみると、伏線、伏線伏線。伏線!

伏線の嵐でした。


そしてどんでん返し部門にエントリーしているだけあって、本当にどんでん返しでした。どんでん返しってわかっていても騙されました。

鳥肌が立ちました。


いわゆる普通のミステリとは一線を画す、コンチミステリでした。


——コンチ、それは世界の均衡を破る幻影。最後まで見届けた者にのみ真相は与えられる。


『読んでいる途中に書いた紹介文』

【序盤の見所】(読んだところまでの見所)

・麗奈さんがいわゆる『アホ』で、それが気持ちいいくらいにアクセル全開。

・コンチを下ネタと勘違いする。ただそれだけなのにどうしてこんなに面白いのか。

・とにかく毎エピソード笑い続けられる。


以上は『第4話 コンチ夜更けにバナナかよ』まで読んだ感想です。

毎日更新されるらしいので、楽しみに読み続けます。


【作品URL】https://kakuyomu.jp/works/1177354054894212048

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