032作目 高良瀬川で夕食を君と/成井露丸

高良瀬川で夕食を君と

作者 成井露丸


縮まらない距離、川のように

★★★ Excellent!!! 詩一


ただの友人で片づけてしまえないほどに特別で、でも恋人と言えるような関係でもなく。

二人はお互いの距離を縮めるつもりもなければ、過ちを犯すような年齢でもない。

誰かに誤解を受ける可能性はあっても、言い訳をしなければいけないような間柄でもない。


恋愛と言う、ありきたりな関係ではなくって、もっとなにか別のベクトルに乗った関係なのかも知れない。


これは煮え切らないのではなくって、完成されている関係。

ただ人は、これに他の言葉を付けたがらないから、手っ取り早く誤解をしたがるだけで。


今日も高良瀬川は、止まることなく流れています。


【作品URL】https://kakuyomu.jp/works/1177354054922260756

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