第3話、カップル誕生

 コギャル(聖女)とのおしゃべりは楽しかった。

 コギャルも楽しいらしく毎日来てくれた。

 地下牢だけど鍵なんかかかっていないから、自由に入ってくるコギャル


コギャル「あのさ~、ショウタって呼んでいいかな?」

ショウタ「いいよ。俺は何て呼べば良いかな?」

コギャル「・・・ルミって呼んで」

ショウタ「ルミちゃん」

コギャル「ルミで良いよ。呼び捨てで・・・」

ショウタ「カップルみたいだね」


 思わず顔が赤くなる二人・・・・・


コギャル「また、明日」

ショウタ「待ってるよ」


○次の日


 ルミ(聖女)が落ち込んでいる。

ショウタ「どうした? 何かあった?」

ルミ「明日、戦場に行くことになったの」

ショウタ「・・・・・」

ルミ「・・・怖いの」

ショウタ「無理するな嫌なら行くの止めた方がいいよ」

ルミ「私は聖女なんだ」

ショウタ「聖女なんて関係ない。ルミは俺の大事な人だ。無理するな、嫌なら行くな」


 ルミは走って地下牢を出て行った


 次の日、ルミは来なかった・・・・そして3日後

 ルミが来た。コギャルっぽくない悲壮な表情だ。

ショウタ「大丈夫か」

ルミ「戦争は悲惨・・・・戦場は血だらけだった」


 ショウタはルミを慰めた。


 その時、兵士がルミを探しにやってきた。


 俺は叫んだ「トイレ召喚」

・・・・洋式の水洗トイレ。二人だと少し狭い。


ルミ「ここって?」

ショウタ「俺のスキル『トイレ召喚』」

トイレポイントで「ティッシュペーパー」を購入し、ルミに渡した

ルミ「ありがとう」


 ルミが可愛すぎて、俺はルミを抱きしめた。

 ルミも俺にしがみつく。そのまま、見つめ合いキスをする二人。


ショウタ「こんな場所でゴメン」

ルミ「大丈夫、綺麗なトイレだから」

ショウタ「もうすぐ、温水洗浄便座(ウォ○ュレット)付けるから・・・」

ルミ「すごい、温水洗浄便座・・・うらやましい」

ショウタ「ルミも使う?」

ルミ「どうしようかな?・・・覗くでしょ」

ショウタ「目をつぶっているから・・・」

 ・・・笑い合う二人


ショウタ「あ・・・・・困った」

ルミ「?どうしたの?」

ショウタ「トイレしないと、ここから出れない」

 ルミ、大爆笑

ショウタ「まじだよ。トイレして掃除しないと、ここから出れない」


 とりあえず掃除をはじめる、ショウタ。ショウタを見て掃除を手伝うルミ。

 トイレが綺麗になった。

・・・・『チャージされました』『トイレの癒しが発動しました』

・・・ルミが光に包まれた

ショウタ「癒し??」

ルミ「あ・・・おしっこしたい」

 癒し効果でおしっこ出ちゃうって・・・・なんだそれ?

ルミ「もう、我慢できない」

 トイレにまたがる、ルミ


ルミ「こっち見ないで。音、聞かないで」

 目と耳をふさぐ、ショウタ


・・・ルミの毒素がおしっこと一緒に出ていく

ルミ「このトイレ最高」・・・ルミの顔が上気している


 トイレから部屋に戻る、二人

 兵士がルミを見つける。兵士に連れられて行く、ルミ


 兵士に連れ去られるルミを見つめる、ショウタ。


ショウタが叫ぶ「また明日、待ってる」

(続く)

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