(仮名)ファンタジー世界を生き残ります

@hanabishi32

第2話 女神からの依頼2

「さて早速ですが、貴方にお願いしたいこととは、貴方が住んでいた別の世界となる地球という世界を救ってほしいのです。その世界はこのままなにもしなければ滅んでしまうでしょう」




‥‥いきなり重い話になってしまった。俺なんかが解決出来るような話だとは思えない。そもそも何でそんなヒャッハーな世界になってるんだ?それに何で俺なんかに頼むんだろう?




「なぜ滅んでしまうような世界になったのか簡潔に言うと、私たち神達の思想観念で過激派に当たる神々が増えすぎた人間を減らすため、あなたが住んでいた異世界と地球を繋げてモンスターを召喚しモンスターが人類を滅亡させ地球を清浄化したのち、もう一度やり直す計画を立てているのです。


ちなみに私は穏健派に属しています。そして貴方を選んだ理由は今は話せませんが、一つだけ教えることが出来ます。貴方はバルハラ世界という世界で生まれ育った魔法使いでした。そこで恋愛をしてひかれあった女性と結婚し子供も授かりました。バルハラ世界では幸せに天寿を全うしたようです。


世界のシステムとして亡くなった魂は輪廻転生を果たして新しい生命として誕生することになってます。本来ならばあなたも輪廻転生を果たしてもう一度新しい魂としてバルハラ世界に誕生していただく予定でした。なぜあなたに地球に転生してもらいたい一つの理由が地球が貴方の奥さんの次の転生先となっているからです」




なんとっ?!俺は異世界人だったのか!何となくだか地球で生まれた感覚がしてたのだが完全に勘違いだったようだ( ̄ー ̄)


しかし、そんな理由があったとしても前世の記憶なのだから別に転生した後まで気にする必要なんて全くないはずなのに、助けなければいけないという気持ちが溢れてくる。俺は幾分かの時間考え込んだ後、決めた。




「………分かりました、世界を救えるかどうかは分かりませんがフォルテ様の手伝いはします。」




「ありがとうございます。あなたならきっと地球を救ってくれると信じてます。今から転生させますが、赤ん坊の姿ではなく、全盛期だった21歳の姿で転生するのである程度のモンスターに殺されはしないので心配は入りません。」




女神様は俺が考えていた時に心配していたことを先読みして伝えてくれた。普通に心を読まれて会話を進められているのはスルーすべきなのだろうか‥‥?




「あまり時間もないので、勝手に心を読ませて頂いてます。貴方にはなるべく早めに地球を救って欲しいので、バルハラ世界にいたときより強力な魔法剣士という中位職業で戦って頂きます。地球の世界での名前は逢坂聖夜と名乗ってください。 スキルに鑑定を授けましたので後でいろいろ確認してください。私がサポート出来るのはここまでになります。あまり神が関与できないルールとなってますので。今回は天界の不祥事に巻き込んでしまうため、特例として貴方にお願いしています。改めて地球の事を宜しくお願いします。」


そう言われた後、俺の視界はブラックアウトした。








~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


チュン、チュン。


どうやら転生が終えたらしい。ここはマンションの一室みたいだ。


「さてと、フォルテ様が言っていたようにまずはステータスを確認してみるか」




「ステータスオープン」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る