「嘘つきの・私の・先輩が・いうことには」作者:Han Lu 様
44作目の感想は、Han Lu様の「嘘つきの・私の・先輩が・いうことには」https://kakuyomu.jp/works/1177354054884384395 についてです。
SF要素のある現代恋愛小説を読ませていただきました。哲学的要素もあって面白かったです。
ネタバレ感想書きます。
未読の方はご注意ください。
☆
淡泊でちょっと変わった少女の視点から始まる物語。
事故にあって亡くなった後、生き返るチャンスもあったのにそれを棒に振る少女。
けれども最後の彼女の願いが、彼に影響を与えて……。
イサミ視点
それぞれの視点でイサミの人生
スグロ視点で種明かし
最後まとめ
こんな風に分けて書かれていて、起承転結が上手くできているなあと思いました。
イサミ自身がとても淡泊なのですが、その人生感に共感してしまいました。
それでも生きたくないまでは思わないですけど。
最初のパートでイサミは死んでいるので、今度は、と期待しながらもやっぱりだめだったかと最後絶望感。
そうしてその後に展開するスグロ視点。
彼の溢れる思いが書かれていて、ああ、あの時彼はそんなことを思っていたのなどど、とても面白かったです。
彼の想いがイサミの想いを変えれるのか、最後までそれがわからなくてドキドキしました。
変えるというのはよくないですね。
希望を持たせる、そういうことですよね。
人生というのは辛いことがなくても、なんとなく生きづらい。
生きている価値とは、そんなことを考えさせられ、単なる恋愛小説ではなくて面白かったです。
この度は企画に参加くださりありがとうございました。
次、45作目の感想は、 石田 昌行 様の「ミッドナイトウルブス ~ボクの隣の走り屋の話~」https://kakuyomu.jp/works/4852201425154875989についてです。
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