第22話 入学テスト後
海斗は協会に入り、借りている部屋に戻った。
試験から1週間ほどで合否が永劫学園の正門にはりだされる。そして、名前があったものが学園に入ることが許され、大聖堂に集まる。合否とともにクラス分けもされており、上から、S、A、B、Cクラスと分けられる。80人程度が受かるため、基本20人ずつのクラスになるが、年々Sクラスの人数は減っているらしい。
海斗が水晶に手をかざした時のステータス表示
天鍔 海斗(あまつば かいと)
種族 人間族(2%2%5¥°)
魔力適正 S 無属性
魔法適正 光、雷
ユニークスキル 閃光瞬身(しんそく)
左手を使ったため、闇属性や幻属性などは反映されていない。そして、幻属性固有魔法 隠蔽を使い、ユニークスキルも一つだけにしている。特に、超人間族(ハイヒューマン)は師匠から隠した方がいいとの事でわからないように細工がしてある。
(海斗) 「なんか、呆気ないというか、師匠と修行していた方がよっぽどいいんじゃないか。とりあえず終わったし、夜叉と光の意識の中で修行しよう。」
そうすると、刀を足に置き意識の中に入った。
(光月) 「お疲れ様です。マスター。どうでしたか?試験の程は?」
(海斗) 「お疲れ様。うーん、普通の人よりかは強いかなってイメージだね。逆に2人は適正技術試験の時どう思った?」
(黒夜叉) 「光月1本、それも左手だけであれほど圧倒でしたからさほどなのではを思いました。」
(海斗) 「やっぱりそうだよな。適正技術試験はともかく、筆記試験が本当にやばいと思うよね。魔力科も魔法科もどっちも受けたけどあれは小さい子でも解けるレベルだぞ。まぁ、それか師匠の教え方がうまかっただけなのかもしれないね。」
(光月) 「あの方は教え方だけはうまいですからね。」
(黒夜叉) 「それは同感だ。」
(海斗) 「それよりも、新技成功させようぜ今度こそ!これを成功させたらなかなか強いと思う。」
(光月 黒夜叉 心) 「マスター。主。今でも十分お強いのに。」
(海斗) 「よしいくぞ。リ...。」
こうして、テストが終わったあとも鍛錬を続けるのであった。
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(永劫学園魔法科教師) 「ちょっと待ってください!この問題、なかなかの難しい問題で毎年最高でも70点ほどのものなのに、満点とはどういうこと。それも最後の魔法陣の問題に関しては要点と術の起動の速さも模範解答より早い。そして1番の問題はこんな優秀の子が魔力科希望だなんて!どうしたら宜しいですかね。校長。」
(永劫学園魔法科校長) 「仕方ありませんよ。少し落ち着きましょう。生徒たちは私たちの駒ではありません。行きたいとこ、やりたいことを勧めるのが私たちの務めです。それは尊重してあげましょう。」
(永劫学園魔法科教師) 「この子を魔力科に入れたあと、剣星祭があるんですよ。毎年、魔法科が勝っているのにどうしたらいいものやら。しかし、ココ最近は勝てていません。この状況下で魔力科にいるのは大丈夫なのでしょうか。」
(永劫学園魔法科校長) 「まぁ、そんな慌てなさらず。まだ、入学もしていません。そして彼一人でどうにかなる問題では無いので大丈夫ですよ。」
(永劫学園魔法科教師) 「そ、そうですね...。」
魔法科陣営の教師たちは一日この話でもちきりだった。
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