第21話 魔法適正陣営 王宮(2)

(賢星 リリス 心) 「刀。光属性...。入学テストでいたあの子かしら。」

(賢星 ハクビエル) 「グリフ!そのものはどんな格好でしたか?」

(賢星 グリフ) 「黒いロングコートに髪の毛は白よりのグレーのような色。黒い刀と白い刀を帯刀しておりました。」

(賢星 ハクビエル) 「やはりだ!今日、永劫学園の入学テストで来ていたのだ!しかし...。」

(賢星 グリフ) 「どうしたんだ?ハクビエル。」

(賢星 ハクビエル) 「いえ、その者は純度の高い光属性を有しており、魔法科を進めたのですが、魔力科の方に入学したいということだったので...。」

(賢星 グリフ) 「ハクビエル...。なんて惜しいこと。」

(賢星 ノワール) 「なんか、知らないですけど、そいつをこちら側に入れて戦争しようっていうのは別に構わないっすけど、じゃあもし仮に入れたとしてそいつは賢星に分類させるんすか?それは納得できないっすよ。」

ノワールはふざけていそうで、正論をいったのだ。


(賢王 アルテミス) 「皆さん、お静かに。この件はハクビエル、リリス、ミラに任せるわ。永劫学園に入学となればいつでも勧誘はできますから。」

(賢星 リリス、ミラ、ハクビエル) 「了解しました。」

口を揃えて言った後に


(賢星 ノワール) 「アルテミス侯!ちょっとまってください!勧誘して、もしこちら側に入った時、そいつの待遇はどうなるんです?」

(賢王 アルテミス) 「それは、入ることが確定した時に決めます。あなたは心配しなくてとも大丈夫です。続いて、今後のプランについてお話します。」

(賢星 ノワール 心) 「なんなんだよ、どいつもこいつも知らない奴の話ばっかで...。」


(賢王 アルテミス) 「後、少し立てたば魔力適正陣営との戦争になると思われます。これは領地を確立し、私たちが上というのを見せつけなければなりません。それに、今の私たちはとても有利なのです。」


(賢星 セイラ) 「アルテミス侯。有利というのはどういう事なんです?」

(賢王 アルテミス) 「私たちは、魔法適正をもち、そして皆がクアッド以上なのです。そして賢星と我にだけある、魂と武器を繋げて存在、ソウルアルムをです。」

(賢星 ユーカ) 「しかし、アルテミス侯。あちらには聖剣があります。いくらソウルアルムが合っても、聖剣第1項の力は絶大だと文献には書かれています。」

(賢王 アルテミス) 「ユーカの言っていることは正しいです。しかし、魔力適正陣営は聖剣第1項を所持していません。正確には、第1項がいないため、現剣王は聖剣第2項マルクアビスを所持している。ライカ・クロニクルがやっているのです。というのを魔法偵察部隊が確認したのです。これは私たちにとっても好機なのです。」

(賢星 リリス) 「しかし、もし戦いを仕掛ける前に聖剣が抜かれてしまった場合、どうするおつもりなのですか?」

(賢王 アルテミス) 「その時は、私が聖剣第1項をとめます。これは100年間、冷戦状態となっていた私たちと魔力適正陣営の戦い。この時代で戦いというのを終わらせます。では、話はこれで終わります。他になにかありますか?」

(賢星たち) 「いえ、なにもありません。それでは失礼します。」

(賢王 アルテミス) 「リリス。少しだけお話がしたいので残っていただけますか?」

(賢星 リリス) 「はい。わかりました。」


そうして賢星と賢王の話は幕をとじた。

今後、ここから遅かれ早かれ戦いというのは始まっていくのだ。


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