瞬感

@TTMR

回想

ぼんやりと教科書を読み返す声が聞こえる。


教室の中でただ1人、声を出さず、眠りの世界に入ることも無くふと窓の外を眺める。


自分はなぜ生きているのだろう?


そんな答えなど出るはずもない疑問の答えを探しながら、時が過ぎるのを待ち続ける。


教科書に映るありがたい小噺や小説もこの少しの時間の間だけはただの文字の配列だ。


声が止む。哲学者気取りの「私」は声とともに消え去り、ただ手を動かす「機械」に戻る。


さぁ、ペンを握ろう。板書の時間がやってくる。



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