大探偵と名怪盗〜真実求めてお宝探し〜

宙吊りアール

エピソードゼロ

 この日本には、二人の天才がいる。


 一人はシャロック家歴代最高の名探偵 


 見つからない真実はゼロ


 探偵ネーム メイ 本名 本真ほんま 芽衣


 一人はアルセヌ家歴代最高の大怪盗


 見つからないお宝はゼロ


 怪盗ネーム カイ 本名 海藤 甲斐


 これはそんな二人がひょんな事件から協力し合う物語。


ーーーーーーーーーー


 メイは、わからなかった。


 メイは物心ついた時から名探偵としての英才教育を受けていた。父方の親族はみんな探偵、そして母方の親族は、みんな警察官、それも上に勤める方が多い。


 探偵と警察官の違いは単に個人か国かの違いだけで本質は同じだ。


 そんな家族を持ったメイは当然のように、事件の解決をさせる教育をされる。もちろん過去の解決した事件を使っての模擬練習だが。たまに迷子の犬や猫探しなどの経験はあるが。


 では、なぜ歴代最高と呼ばれるのか。


 それは、ある日、警察官の祖父達明たつあきが間違えて未解決事件のファイルをメイに渡してしまった。それに気づいた祖父達明はすぐにちゃんと解決した事件のファイルを渡そうとメイのいる部屋に入る。


 しかし、そこにはその事件を解決したメイがホクホク顔で待っていた。


 「お爺ちゃん、メイできたよ。褒めて。」


 このメイの推理により、犯人は捕まった。


 犯人は通報した人の息子だったのだ。


 当時の警察が、その父親だけを怪しんでいたのが盲点だったようだ。


 この事件から、メイは歴代最高の名探偵だと呼ばれた。(親の誇張も入る。)


 そして、明日はメイの18歳の誕生日。


 これからは、本格的に探偵業へと入っていく。


 「明日からは、本物の探偵です!お父様のなに恥じぬよう精進します。気を引き締めましょう!目指せ打倒アルセヌ家!」


 そんな決意をした私に


 ヒュルルルルル ザス!


 アルセヌ家マークの入ったカードが届いく。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今夜10時に近くの公園にて出現するよ!


               カイ🤪

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

メイはわからなかったこのカードの意味が。

     


 カイはわからなかった。


 カイは物心ついた時から大怪盗としての英才教育を受けていた。父方の親族はみんな怪盗、そして母方の親族は、みんな大泥棒。


 怪盗と泥棒の違いは、何を盗むのか。


 怪盗は高価な物のみを奪い。泥棒は何でも奪う。

 こう考えると泥棒の方がタチが悪いがどっちも本質は同じ。


 そんな家族を持ったカイは当然のように、お宝の盗み方を教わる。もちろん、本物ではなく偽物の宝でだ。


 なぜ偽物かというと本物を扱うには未熟過ぎるからだ。


 アルセヌ家が取り扱うお宝には全てに魔力が含まれている。それが単なる魔力つまり、ゴッホのひまわりやミケランジェロのダビデ像ならいいのだが悪魔の壺などの悪質な宝は多い。


 ※(この作品の設定の中では、お宝には魔力があるものが例えば、ゴッホのひまわりは人を魅了する魔力。ダビデ像やムンクの叫びも同様。

 そして、招き猫のような金運を上げる魔力もある。

 で魔力には、人を呪う悪質な魔力もある。よく呪いのお札とかあるけど全部魔力の影響。それを盗んで、一般市民に影響が出ないようにするのがアルセヌ家。という設定)


 では、なぜ歴代最高と呼ばれるのか。


 それは、ある日、大泥棒の祖父昭弘あきひろが間違えて本物の魔力のこもったお宝をカイに怪盗させてしまった。それに気づいた祖父昭弘はすぐにちゃんとしたの偽物をすり替えようとカイのいる部屋に入る。


 しかし、そこにはそのお宝を持ったカイがホクホク顔で待っていた。


 「お爺ちゃん、カイできたよ。褒めて。」


 これにより、カイの怪盗の天才の頭角が表された。


 しかし、お爺ちゃんは、カイを溺愛している家族たちからこっぴどく怒ららた。

 (下手すりゃ死ぬ魔力だってあるからだ。)


 この事件から、カイは歴代最高の大怪盗だと呼ばれた。(親の誇張も入る。)


 カイは、18歳になった夜こんなカードをとある家に予告して、その近くの公園で待つように言われた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今夜10時に近くの公園にて出現するよ!


               カイ🤪

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

カイはこのカードの意味がわからなかった。



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