第270話 アーダやザーラ、いつの間にあんなに打ち解けていたんだろ・・・・

朝?目覚めると、ヘルトラウダと雪華と麻矢は既に順平の前から去っていた。


順平が目覚めると、そこには侍女さんが待機しています。

「おはようございます、常山公爵。」


その言い方、一向に慣れませんね。

「ああ、おはよう。あの、ここに3人程居なかった?」


「少し前までいらっしゃいましたが、既に起きて何かを致しているようでございます、」

僕はベッドから起き上がり、侍女さんが何かを持ってきていて、僕に差し出してくれます。だけど何処見てるんですか・・・・ってうわああ!


僕すっぽんぽんじゃないですか!


そしてその、侍女さんはじっと股間を注視しています。

うわ・・・・セクハラだよね?

「あ、そのごめん!」

僕は慌てて隠そうと・・・・

「いえ、ご褒美と言いますか・・・・あ・・・・もう流石に我慢できません!」

・・・・侍女さんの様子が変です。

「その、ごめんね、変なものを見せてしまって、困るよね。」


だけど今日の侍女さんは何かが違います。

「並行世界と言う、あの世界では、私も抱いてくださってました。あんなのを見せられるともう我慢できません!お情けを頂きたく!」


昨日のヘルトラウダもそうだけど、侍女さんも何か変です。

「落ち着こう?」

「はい、その、ベッドでなら落ち着くかと存じます。」


色々おかしいですね。

侍女さん達がこういった行動に出るとか、今までなかったはず。


「では早速・・・・」


無論僕は今裸です。

そして、一体どうしたらあんなに素早く服が脱げるの?と思うほど、本当に一瞬で侍女さんの服が侍女さんから消えてしまいます。


・・・・

・・・

・・


その、やってしまいました・・・・

最近はもう、僕も我慢が出来なくて、頭では分かっているつもりなんですが、気が付けば欲望のまま抱いてしまっているんです。

何でだろう?


注:順平は知らないのですが、女性陣は順平のスキルを知り尽くし・こういう時に発動するスキルも確認済み。なので、順平は知らず性欲が増大していたのだった。


「ありがとうございます。明日以降も順番で私達にお情けを頂きたく。」


え?どういう事?


すると誰かが入ってきて、あれは友郁の侍女?

「明日は私の番となりました。」


ええと何これは?


「その順番とか何ですか?」

「はい!常山公爵様との子作りです。」

「順番って・・・・誰がその・・・・決めたのかな?」

僕は侍女さんに確認をしようとしますが、

「無論常山公爵様の奥様全員での話し合いでございます。」

じゃあその・・・・今回のそれは・・・・公認?


「皆さまお待ちですので、参りましょうか。」


ええと僕の意見やら意思は無視ですか?


そのまま連れられて、部屋に入ると真っ先に目についたのが、

アーダとザーラが、友郁や泉と親しげに話してる場面です。

ヘルトラウダも雪華と麻矢と親しげに話しているようですし。

だけど・・・・アーダたちってこんなに親しく友郁達と話した事あったっけ?


僕は周りをじっと見ます。

色々おかしいです。

一体僕が気を失っていた・・・・んだよね?その間に何が起こっていたのでしょう?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る