第46話 一夫多妻制?

うん、それはそうだよね、この女性才村さんとはまた違う美人さんで、先ほど見たあの下着姿・・・・プロポーション抜群だったからね。

「え?もしかして先程の女性も貴族の娘さん?」

「ええそうですわ。彼女は子爵家の次女ですね。」

「あ、この世界は貴族がいるんでしたっけ?」

「今、話を露骨に変えましたね?いいですか?貴族の当主と言うのは、子を成さねばなりません。それこそ成人した娘の前でも、平気で女性と行為をしないといけないのですから。それと、伯爵程になれば、10名は女性と結婚をしないといけませんわ。」

・・・・マジ?何この世界?僕一人の女性を幸せにできるかすら心配しているのに?

「つ・・・・常山先輩・・・・何だか恐ろしい世界です。」

「う・・・・うん・・・・一夫多妻制なの?」

そうか、だからこの受付の女性、僕の目の前で簡単に服を脱いだんだね。

「あ、言っておきますが、私男性に肌を見せたのは、家族以外では初めてですからね?父や兄弟は、風呂に一緒に入りますから、ノーカウントですわ。それと、一応言っておきますが、才村様同様、私も処女ですから。」


・・・・え?え?ええええ?

「ちょ!処女って・・・・いや、いいんだけど・・・・才村さん経験ないの?」

「え?私ですか?ないですよそんなの?結婚するまで致しませんから!ただ、常山先輩が私と結婚するのなら・・・・いいですよ?」

「あ、あの才村さん?あのね、今たぶん色々ありすぎて、正常な判断ができていないんだ、だから少し落ち着こうね?」

「・・・・これが落ち着いていられますか?もう私の心臓凄いんですよ、ほら?」

そう言って才村さんは、自身の心臓のあたりに僕の手のひらをあてがいます。

うわ・・・・女性の胸とか・・・・柔らかい・・・・と、それに確かに心臓の、鼓動が・・・・早い?

確かに才村さんの心臓の鼓動は、恐ろしく早かったです。それこそ全力疾走した後のような。


「どうですか?鼓動、感じますか?」

「意外と柔らかい・・・・」

「え?」

「あ、そのごめんなさい、こう言っては何だけど、才村さん、胸それほど大きくはない・・・・だけど、僕大きければいいとは思ってないし!才村さんの、さっき見たしその・・・・お風呂でも見ちゃったけど、いい形だったからその・・・・ああ僕何を言ってるんだろう?確かに才村さんの鼓動は相当早いです。そして今こんなふうに女性の胸を触っちゃってる僕の鼓動も相当なもんです。」

駄目だ、思考回路が・・・・


そう思っていたら、部屋にノックが・・・・

「登録が終わりましたので、お連れしました。」

と声が。

急いで離れる僕と才村さん。

駄目だ、まともに顔を見る事ができない・・・・

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