「もしも 時間を巻き戻せるのなら……」

後先考えず、口から出た言葉が

あなたの心を刺すナイフにかわる


傷ついたのはあなた


傷ついた傷口を証拠に掲げて

あなたの目が無言の呪いを詠唱する



後悔しているのは私



「もしも 時間を巻き戻せるのなら」


そんな言葉は空虚な言い訳にしかならなくて

一度傷をつけた感触は残らない

しこりのように、私という存在の中に居座り続ける





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