第二十五章「水晶の龍」(7)


 山賊たちの野営地は、予想以上の収獲だった。

 普通の冒険だったら、これで一旦撤収してもおかしくない。

 倉庫は他の冒険者や商人達から巻き上げた金品、装備、食料、その他で溢れ返ったままになっていた。


「50人だもんなぁ。山賊っていうか、山賊団って感じだったんだろうなぁ」

「あれ……どうするんだ?」


 野営地にある一番大きな天幕の中で、ヴェンツェルが僕に尋ねた。

 簡素だが大きなテーブルがあって、ジェルディク北部の地図が広げられている。

 どうやら、山賊団の頭領たちがここを使っていたいらしい。


「もったいないけど……置いていくしかないでしょうね。積んでいくなら、今回の冒険は終わりになっちゃうし……」


 ミスティ先輩が言った。

 僕は少し考えてから、ミヤザワくんを呼んだ。


「ミヤザワくーん、ちょっといいかな」

「うん、どうしたの?」


 すぐ近くにいたらしく、ミヤザワくんがちょこん、と天幕の外から顔を出した。


「手が空いてそうな連中と、山賊たちの残していった物品の仕分けをお願いしてもらっていい?」

「仕分け?」

「そう。持ち主がハッキリしているもの、していなくてお金になりそうなもの、お金にならなそうなもの、食料、資材関係に仕分けしてもらえる?」

「おもしろそう! わかった!!」


 ミヤザワくんが大喜びで駆けて行った。

 僕は魔法伝達テレパシーで元帥閣下に連絡して、武装解除した山賊団を出頭させるように仕向けたので、北の街道で逮捕してもらいたいということと、持ち主がハッキリしている盗品を持ち主に返却できるよう警備隊を回して欲しいと連絡。

 もう一方で、商人のギュンターさんにも連絡を入れ、山賊団の所有物で、持ち主の特定が不可能な商品を買い取りにきてもらうようにお願いした。

 ジェルディク帝国の元帥閣下に一方的に伝達するのはいかがなものかとは思ったけど、娘御さんの安全報告も兼ねていたし、ご本人がお忙しくても、指一つでジェルディクの兵士を動員できるはずだ。

 それに、なんとなくだけど、僕たちのことが心配で、無表情で屋敷の中をそわそわされている様子が目に浮かぶ。

 ギュンターさんは商家の若旦那ということもあって、魔法伝達テレパシーの心得があるのでスムーズだった。


「これでよし、と。食料はこの野営地で加工したり保存可能にして、持っていけるものは持っていって、日持ちしないものはキムに食べさせよう」

「……キミ、本当に冒険初心者なの……?」


 ミスティ先輩が目を丸くして僕を見上げた。

 いつも余裕たっぷりの先輩にこういう顔をさせるの、ちょっとクセになってくるな。


「ミヤザワくんの隠された能力を知ったおかげです。これだけでも、今回の冒険の価値はあったかも」


 整理整頓の才能というのは、ものすごく地味な能力かもしれないけど、こういう大人数の冒険ではとてつもなく役に立つということを、僕たちは準備の段階で知ることができた。

 ミヤザワくんがいなければ、もしかしたら僕たちが出発するのは今頃になっていたかもしれない。


「おまけに、街道の入り口で山賊団をていよく確保してもらえれば、地獄の馬車の噂が市中に広がることもないからね」


 僕がそう言って、漆黒のマントのほこりを払う仕草をしながらユキにニヤニヤすると、ドロップキックを二発も放ったユキが若干気まずそうにしながらも、ぷい、とそっぽを向いた。

 もちろん、僕のマントにはアウローラの加護……じゃなかった、呪いによって埃一つ付いてないんだけど。


「さてと、それじゃ、ジェルディク風咖喱カリーを作るぞ!!」

「えっ?!」


 僕の突然の宣言に、ミスティ先輩が声を上げた。


「キャンプといえばジェルディク風咖喱カリー!! 根拠はないけど!」

「まっちー君、ジェルディク風咖喱カリーが作れるの?!」

「ええ。ベルンハルト帝国元帥閣下と一緒に作りましたから」

「『生まれるのが遅すぎた龍王』と一緒に咖喱カリーを……」


 唖然とするミスティ先輩をよそに、僕はテキパキと指示を出し始める。


「ヴェンツェル、ユキ、野菜を切るの手伝ってくれない?」

「わかった」

「わかったわ」

「ミスティ先輩って料理は?」

「私? 全然ダメ! 食べるの專門!!」

「じゃ、アリサと一緒にみんなの分の珈琲コーヒーを淹れてもらえませんか? あ、メルとエレインには紅茶でお願いします」

「えっ?! 珈琲コーヒー豆まで持ってきたの?! 紅茶まで?」

「ええ。あれがあるとアリサの機嫌がよくなりますから。必要経費です」


 僕はにっこりと答えた。

 商人のギュンターさんやジェルディクの兵士たちが来るまでまだ時間があるだろう。

 僕たちは今晩のご飯を作っておくことにした。


「こ、これは……素晴らしい!! リヒタルゼンの市内でもここまでの品質のジェルディク風咖喱カリーはなかなかありませんぞ……」


 早馬で駆けつけてくれたギュンターさんにジェルディク風咖喱カリーを振る舞うと、片眼鏡モノクルを湯気で曇らせながらハフハフと食べてくれた。


「えへへ、師匠が良かったもので」

「師匠?」

「父上……ベルンハルト帝国元帥閣下だ、ギュンター殿」


 ゾフィアが誇らしげにギュンターさんに言った。


「なんと……、伯が自領で稲作を始めたいと仰っていた真意が、これでハッキリとわかりましたよ……」


 感動と興奮でスプーンを震わせながら、ギュンターさんがつぶやいている。


「あなた……、ギュンターさんに食べさせて商談が優位になるように、あのタイミングで料理をはじめたのね……」


 ミスティ先輩が小声で、あきれたように言った。


「辛い。でもおいしい。薬草の香り」

「エレインが採ってきてくれたクミンっていう種を試しにってすりつぶしてみたら、すごく香りがよくなったんだよ」

「ベル、本当に美味しいわ。……食べすぎちゃわないか、ちょっと心配」


 エレインとメルもハフハフしながらカレーを食べている。

 その一方で、キムの食が一向に進まない。


「キム、どうしたの?」

「……ものすごく食いたい。食いたいけど、山賊たちが焼いてた丘バッファローの肉を食いすぎた……」


 半泣きになりそうな顔で、隣でおいしそうに食べているルッ君を眺めていた。

 完全に自業自得なんだけど、あそこまで悲しそうにしていると可哀想になってくる。


「ごほっ、ごほっ」

「ヴェンツェルくん、はい、水」

「ミ、ミヤザ……く、ありが……ごきゅっ、ごきゅっ」


 むせるヴェンツェルの背中を、ミヤザワくんがとんとんと叩いている。

 見た目は美少女だけど、中身はおじいちゃんだな。


「すごいです、お兄様! お父様の咖喱カリーの味です!」

「これはもう、殿とキルヒシュラーガー家は家族同然、いや、すでに家族ということなのでは……」

「お姉様、たまには良いことを言いますね」

「テレーゼ、たまにはとはなんだ! 私のらっきょう漬けを分けてやらんぞ!」

「卿、これは店に出せるのではないか?」

「ははは、元帥閣下に暖簾のれん分けしてもらわないとね」


 ジルベールがもりもり食べる光景もなかなか珍しい。


「ゾフィアん家で食った時も美味かったけど、今日のやつは一段と美味く感じるぞ!」

「旅先でこういうのを作ると、不思議と美味しく感じるのよねぇ」

「なんて官能的な香りなのかしらん……まつおちゃんのエキスが混じってる感じがするワ!!」

「ちょ、ちょっと、食べられなくなるでしょ!」


 花京院、ユキ、ジョセフィーヌがわいわい騒いでいる。


「あれ? アリサは……?」


 お皿が空になっているけど、アリサの姿が見当たらない。

 そう思って周りを見渡すと、僕のすぐ隣にアリサがいた。


「ベルくぅん……」

「えっ、ちょ、ちょっ!!」


 とろん、とした目になったアリサが、僕の椅子の上に馬乗りになった。


「私、もう決めたんだからぁ……、絶対に、あなたの奥さんになるって……」


 顔を上気させて、潤んだ瞳で、僕にものすごく顔を近づけてアリサが言った。


「だ、誰だよ、アリサにお酒を飲ませたの!」

「お酒なんて誰も持ってきてないわよ……」


 アリサの様子にドン引きしながらユキが答える。


「こんな咖喱カリーを食べちゃったら……、もう離れられなくなっちゃうじゃない……」

「え、なに、咖喱カリーで酔っちゃったの?! そ、そんなことある……うわっ」


 アリサが僕の両頬を手のひらで押さえると、何の躊躇ちゅうちょもなしに、僕の唇に唇を重ねた。


「「「「「へ?」」」」」


 メルの銀縁シルバーフレームの眼鏡が、ぼちゃん、と咖喱カリーソースの中に落ちた。


「うぷっ、カ、咖喱カリーくさい……」

「わはは、さすがに伯はおモテになりますなぁ!!」

「ギュ、ギュンターさん、それどころじゃないから!!」


 僕の首に手を回して、さらにしなだれかかろうとするアリサを、ユキ、メル、テレサがずるずると全力で引きずっていった。




「おーい、ジェルディク兵の人たちが来たぞー」


 ようやく喧騒から解放された僕が食後の珈琲コーヒーを楽しんでいると、ルッ君の呼ぶ声が聞こえたので天幕の外に出た。


「久しいな、少年よ」


 咖喱カリーを食べたばかりのお腹にずっしりと響くような、厳かな声。


(えーと、誰だっけ。どこかで見覚えがあるような……)


 歴戦の老将を思わせる、漆黒の兜から覗く、真っ白な顎髭あごひげ

 そうだ、確か、若獅子祭で……。


「あなたは、シュタール……なんだっけ……シュタール下痢ぶりゅりゅ……」

鋼鉄の咆哮シュタールゲブリュルだ!!」

「そうそう!鋼鉄の咆哮シュタールゲブリュルの、ルドルフ将軍閣下!!」

「コホン、私の名前を覚えてくれていた光栄をもって、元帥閣下直轄部隊の不名誉な言い間違いは聞こえなかったことにしよう」


 ルドルフ将軍閣下がかろうじて厳かに言った。


「若獅子祭での君の、まさに獅子奮迅ししふんじんの活躍は見事だった」

「いえ、将軍閣下率いる彼らによる突撃の恐怖は、今でも夢に見ますよ……。あの時の将軍閣下の『突撃アングリフ』の言葉を思い出すだけで、何度おしっこちびっちゃいそうになったか……」

「ハッハッハ、それを聞かせてやれば兵らも喜ぶだろう。あの勇敢な若獅子グン・シールに一矢報いることができたとね」


 若獅子戦の間は元帥閣下に負けないぐらい無口な印象だったけど、ルドルフ将軍閣下は思ったより気さくな方みたいだった。


「あの時の戦いは久しぶりに心が踊った。若い頃にベルンハルト様と二人で北伐した時のことを思い出したよ……」

「ふ、二人で……」


 元帥閣下のことを『ベルンハルト様』と呼ぶぐらいだから、きっと二人はふるい間柄なのだろう。


「ふふ、ゾフィア様とテレーゼ様もおられる」

「あ、呼んできましょうか?」

「いや、そのままにして差し上げてくれ。あのように楽しそうなお二人のお姿を見られただけでも、老いぼれた価値があったというものよ」


 ルドルフ将軍は朗らかに笑った。

 戦時との印象の違いに、この人の将としての非凡さを感じる。


「目録を確認し、今、部下に輸送の手配をさせている。山賊共に私財を奪われた者の多くが救われよう。人道的かつ、見事な手腕だ、少年」

「ありがとうございます。将軍閣下」


 ミヤザワくんのおかげだな。

 あとでお礼を言っておかないと。

 ルドルフ将軍としばし談笑し、固い握手を交わして、僕たちは買い取りを終えたギュンターさんと、ルドルフ将軍が率いる兵士たちを見送った。


 焚き火を囲んで食後のくつろぎの時間を過ごしているみんなをそのままにして、僕とヴェンツェル、ミスティ先輩は天幕に入って、今後の冒険計画の確認などをしていた。


「それで、水晶龍の盾っていうのは、どこにあるんですか?」

「えーっとね、たぶん、この辺かな」

「こ、このへん……」


 ミスティ先輩がざっくりと指差すのを見て、僕とヴェンツェルが顔を見合わせる。


「古代迷宮があったのよ。で、知り合いの金星ゴールドスター冒険者たちが最下層を探索した時に見つけたの。すごいお宝だったけど、鑑定スキルのあるメンバーが識別したところ、君主ロードの資格がないと装備できないってことがわかって、泣く泣く置いてきたんですって」

「持って帰って売っちゃえばよかったんじゃ……」

「所有者指定の宝具アーティファクトは他の人にはとても持てない重さなのよ。ほら、私の斧もそうでしょ?」


 ミスティ先輩にそう言われて、先輩をゴリラみたいな力とか言って小突かれた時のことを思い出した。

 たしかに、あの時に持った天雷の斧ザウエルは信じられないぐらい重かった。


「ですが、古代迷宮はどれも強大な魔物モンスター跋扈ばっこしていると聞きます。そんな古代迷宮を我々だけで探索するのは危険ではないでしょうか?」


 ヴェンツェルがミスティ先輩に尋ねると、ミスティ先輩がにやっと笑った。


「うん。だから今のタイミングなのよ」

「そっか、金星ゴールドスター冒険者たちがボコボコにしまくった直後だから、強敵がいないんだ」

「そういうこと!」


 僕の言葉に、ミスティ先輩がウィンクした。

 古代迷宮など、魔物モンスター住処すみかとなる場所から魔物たちが完全にいなくなることは、基本的にはない。

 今だ解明されていない古代魔法によって、魔物たちが自動的に生成されているからだ。

 だが、その生成には一定の周期があって、だいたいひと月ぐらいとされている。

 つまり、金星ゴールドスター冒険者一行が殲滅した今のタイミングを逃せば、もう僕たちが水晶龍の盾を入手するチャンスはほぼなくなるということだ。


「この途中にある集落みたいなのは、なんですか?」

「ここは、リザーディアンの集落ね」

「リザーディアン? リザードマンじゃなくて?」


 トカゲの姿をした人間のような蜥蜴人リザードマンは、槍を得意とする戦闘種族だ。

 以前は魔王の尖兵せんぺいとして使役されていたこともあり、人間や亜人たちの敵性種族と見なされていたが、高い知能や理性を持つことがわかり、アヴァロニアに300年の和平が続いた昨今では、友好的な連中も多くなり、細々と交易も行われるようになった。


「リザードマンはマンだけじゃなくてウーマンもいるのに、リザードマンって呼ぶのはどうなんだっていう風潮があって、最近は冒険者の間ではリザーディアンって呼ぶようになったのよ」

「へぇー」


 僕もこれからはリザーディアンって呼ぶようにしよう。


「そこの集落は人間や亜人に友好的な集落らしいから、安心していいそうよ」

「それはありがたいですね。リザーディアンは手練てだれが多い。争いになったら無傷では済まないだろうから」


 ヴェンツェルが言った。


「古代迷宮を発見できたのも、リザーディアンたちのおかげなのよ」

「というと?」

「彼らは『龍』を信仰の対象にしているの。ドラゴンじゃなくて、龍ね」

「翼を持たない、東方王国セリカで言い伝えられる幻獣ですね」

「ええ。その中でも水晶の龍は別名『神龍』と呼ばれていて、リザーディアンたちは自分たちをその末裔だと思っているの」


 僕は夢の中の水晶の龍アウローラを思い出した。


「はるか昔、『はじまりの勇者』パトリックは魔王を倒す力を手に入れるため、聖剣をたずさえて、水晶の龍が住む霊峰を訪れたの」


 ミスティ先輩がアヴァロニアに伝わるおとぎ話を語り始める。

 なるほど、あの青年はパトリックというのか。


「ところが、勇者パトリックが聖なる力を手に入れることを恐れた魔王は、先回りして水晶の龍を滅ぼしたの。そして、待ち伏せにあった勇者は聖剣も破壊され、霊峰の谷から落とされてしまった」


 (なんか、知ってることと結構食い違っているような……)


「でも、水晶の龍は自身の身体が滅びる時、勇者パトリックに最期の願いを託して、自身の身体の一部を盾にしたの」

「まぁ、何も与えぬではあやつも可哀想であったからな」

「? まっちー君、何か言った?」

「い、いえ、なんでもないです!」


(アウローラ!しーっ!!)


「九死に一生を得た勇者パトリックは、エルフの王から与えられた長寿の薬と、その水晶龍の盾によって魔王軍と300年間戦い続けて、ついに魔王を討滅したのよ!」

「まぁ、その頃には魔王もずいぶん老衰しておったからな」

「まっちー君?」

「い、いえ、300年ってすごいですねー!」


(アウローラ!! しーっ!!!)


「その後、アヴァロニア全土で人間同士の戦争が起こって、水晶龍の盾もどこかにいってしまったの」


 アウローラの言った通り、本当に戦争が起こったのか……。

 どのみち君主ロード専用装備なんていうキワモノだ。売れないし、戦乱も激しくなって誰も探すどころじゃなくなったということなんだろう。


「水晶の龍を自らの祖先にして神と崇めるリザーディアンたちがそれを保護し、代々古代迷宮の奥底にまつっていたんですって。ところが昨今、古代迷宮からモンスターが溢れ出した。彼らでは手がつけられなくなって、冒険者ギルドに依頼がきて、知り合いの金星ゴールドスター冒険者たちがお宝探しのついでにお掃除に行ったってわけ」

「なるほど……」


 そこまで聞いてから、僕は尋ねた。


「そんなリザーディアンたちが代々大事にしている盾を勝手にもらっちゃって、大丈夫なんですか?」

「逆よ、逆」


 僕の問いに、ミスティ先輩が答える。 


「これは後でわかったことなんだけど、彼らは代々、水晶龍の盾の継承者が現れるのを待っていたのよ」


 僕の顔をじっと見ながら、ミスティ先輩がにっこり笑った。


「まっちー君、覚悟しておきなさいよ。……きっと、リザーディアンたちからびっくりするぐらい歓待されるから」

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