第71話 ぜんぶは無理

 十月に入ってからというもの、仕事がウワーッと忙しくなり、パソコンの一部となって働いておりました。ここ数日、やっと定時で仕事終われるようになったんで、ホッと一息です。


 仕事が忙しかった時期も、子どものリモート教育や家事もありますし、ビューティースリープは欠かしたくないですし、ピラティスもやりたい。夫とハマってたドラマも観たいし、読みたい小説や漫画もたくさんある。小説も書きたい。


 スーツケースにギュウギュウものを入れまくって「うわー! こんなに入った♪」とやる感じで、一日にいろんなことを詰め込んでみたりしてたんですけど、途中で気づきました。


 ぜんぶは無理だ……と。


「一日25分でいいから小説書いてみよう♪」とか言ってた過去の自分、死ね。と思いました。うふ♡


 仕事が忙しくなると、物理的な時間も取られますけど、それよりなにより、気力がもってかれません? 納期間際は、毎晩のように仕事の夢見てました。だから、25分とか細切れ時間が作れたとしても、執筆する気力がわかないっちゅうか。


 思い返せば、小説を書き始めたのも、子どもにあんまり手がかからなくなって、ロックダウンで暇ができたのがきっかけだったんですよ。世の中には、仕事や子育てでまったく自分の時間が取れないのに、「小説を書きたい」っつって朝4時に起きて執筆してる人とかいるじゃないですか。


 これ読んでる読者さまの中にも、家庭や仕事と両立しながらガシガシ書いてらっしゃる方や、いつ寝てるんだろうって思うくらい、すごい文字数書いてる方々がいらっしゃるじゃないですか。(ええ、あなたですよ)


 すごいな〜。憧れるんですけど、オラには無理だ……。


 私自身に関しては、心と体と時間の余裕が、ある程度ないと、小説は書けないみたいです。あんまり忙しいときは、無理せずに諦めたほうがいいなって思いました。それから、小説が書ける余裕が生まれるくらい、仕事量をコントロールしたいですね〜。オーストラリアでは、ライフスタイル的な選択として、週三日とか四日しか働かない人もけっこういて、それで昇進コースから外れるってこともないんですよ(場合によりけりですが)。日本はどうなんですかね。よかったらコメントで教えてください。


 なにはともあれ、やっと小説が書けるくらい余裕ができました。ある方に教えていただいて、「第21回女による女のためのR-18文学賞」に短編を出すことにしました。初めて、「ココナラ」のサービスで添削してもらい、過去作を改稿し、今朝、とりゃっとオンライン応募しました。公募に挑戦するのも初めてです。


 今までは、改稿してるうちに「この作品、ぜんぜんおもしろくないのでは? そもそも設定から何からダメじゃん? 最初っからやり直しじゃ〜!」というネガティブ・ループにハマって、途中で止めるケースが多かったです。今回、改稿できたのは、「とりあえず、やっつけよう」と敷居を下げれたからかなと思います。行き詰まってるとき、あんまり難しく考えずに、やっつけ仕事にしてしまうというのは、自分には有効な気がします。


 自信作ってわけでもなく、文字数などがたまたまこの賞に合ってたので出すことにしたんですけど、一ミリも受かる気がしないです(オイ)。でも、今年中になにかしらの公募に出すのが目標だったので、目標達成です! 今をときめくカクヨムの○ころさんを見習って、次はパンチドランカーを目指します〜。

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