第67話 世にも微妙な自慢話

 私が勝手に「カクトモ」だと思っている澄田こころさんが、第7回角川キャラクター小説大賞の優秀賞と読者賞をダブル受賞されました! こころさん、おめでとうございます。勝手にエッセイのネタにしてすみません。書籍化されたらもちろん買いますし、宣伝しますんで〜。こころさんが受賞のことをエッセイにされているので、読んでないかたはこちら(https://kakuyomu.jp/works/16816452220707707187/episodes/16816700428087262995)。


 身近な人が成功すると、なんだか自分まで偉くなった気分になるのは私だけでしょうか。


「六次の隔たり」てあるじゃないですか。友達の友達……て六回くらいやると、世界中の人々と間接的な知り合いになることができる、という仮説(Wikipediaより)。たぶん、これ読んでるみなさんも、知り合い、もしくは知り合いの知り合いくらいに、有名人や成功した人がいますよね?


 私の場合、旧友の旦那さんがディズニーの大ヒット映画のサントラ作ってたり、夫の友達の元カノがジョニーデップと映画で共演してたり、ママ友がオーストラリア元首相の元ゴーストライターだったりします。


 ね! 微妙でしょう! (←どうだ!)


 そんな数々のサクセス・ストーリーに、一ミリも貢献していないのに、なぜかものすごく鼻が高いんですよ。例えば、某ディズニー映画を他の人と一緒に観たら、ぜったいに「友達の旦那さんがこのサントラ作ったんだよ」て自慢するもん。


 今回も、こころさんの受賞の知らせを聞いて、「小説投稿サイトで私のエッセイにコメントしてくれる人が、大きな賞を取って、作品が書籍化されそうなんだよ!」と、鼻ふくらまして夫に自慢したところ、夫は(うわぁ。微妙……)てしょっぱい顔しながら「へ、へぇ〜」て言ってました。


 これでヒット作が出たりなんかしたら、本人のあずかり知らないところで、どれだけ多くの人が微妙な自慢話をすることでしょう。十年くらい連絡が途絶えてた元クラスメートが「親友が……」なんて自慢してたり、いとこの旦那さんの前妻が「義妹が……」なんて自慢してたりするかもしれません。もちろん、本当のご家族やお友達は鼻高々ですよね。


 微妙な自慢話はさておき、とってもうれしいお知らせでした。いつも鬼のように改稿されてて、すごい努力をされてきたのを見ていたので、感慨もひとしおです。自分が夢中で連載を追っていた話が本になるというのもうれしいですよね。書籍化を目指すみんなの希望の星ですね〜。


追記:みなさんの微妙な自慢話、よかったらコメントで教えてください。微妙であればあるほど高得点です。「実はディズニーランド持ってて」とかいうガチの自慢は対象外ですが聞きたいです。

 

 

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