第18話 隠し場所
なかなかティアラは見つけられないけど、ミクリアちゃんは諦めなかった。
お告げの力も借りずに、自分一人の力で探し出そうとしてる。
僕は精いっぱいそんなミクリアちゃんを応援。
疲れたら、ぼくのもふもふ触っていいよ。
足にすりよった僕のもふもふに触って癒されてたミクリアちゃんは、「部屋に戻ったら手入れしてあげますからね」と言って、はっとした表情。
何か思いついたみたい。
そして向かったのは自分の部屋だ。
部屋の鍵はちゃんと閉めていったのに、なんでか開いてた。
まさか、悪い奴が?
僕は部屋の中に駆け込んで、吠え立てた。
でも、部屋の中にいたのは王子様。
ティアラを持って、ずっとそこにいたみたい。
あれ、これって?
王子サマは遅れて入ってきたミクリアちゃんに、にっこり笑顔で、よく頑張ったねと言った。
なんだ。こんなところにティアラがあったんだ。
「なるほど、盲点じゃったな。灯台下暗しという奴じゃ!」
これで、合格なのかな。
みんなのイジワルなくなる?
「ふぅ、見つけられて良かった。これで、皆さん私の事認めてくれます」
そっか。やったね、ミクリアちゃん!
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