第10話 ムサビ鉱山

ムサビ鉱山は、次のステージに続くわけでも、ボスがいるわけでもないが、

素材の入手にはこれ以上ないほどに有能だ……


が、


「ツルハシ一振りでスタミナほとんど持っていかれるんだが……」


スタミナの消費が多すぎる、あと、


「出たな一つ目コウモリ!」


夜に出現するモンスターが時間帯無視で出てくるのだ


出てきたのは単眼コウモリモノバットだ。


経験値少ないくせにちょこまかと動くせいでなかなか倒せない

あと暗い洞窟(ゲームの仕様上夜や閉鎖された場所でもある程度見える)の中で

黒いコウモリは見にくすぎる


とはいえ奴には決定的な弱点がある


奴は音から敵の居場所を特定している、

つまり!無音なら居場所を特定できない!


消音サイレント!」


スキル

消音サイレント: :15秒間自分の影響で発生する音を消す。

ただし、発動中は自分にも音が聞こえなくなる


敵を見失って動きが止まったコウモリを叩き切る


(マジで割にあわねぇ)


コウモリから何かが落ちる


(お!ドロップアイテムだ」


と同時に効果が切れる


「なになに?」


素材

コウモリの隻眼バットアイ:武器の素材として使うと、受け流しに補正


「うーん、可もなく不可もなく」


まぁいいや、とりあえずもうちょっと素材集めしよ


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