思考錯誤
たまに何が何だかわからない時がある、
きっとそれは他の誰にだって起こること。
私の場合書かねばわからないのだ。
脳が起き上がらず、
寝たきり。
私だとて、体を寝かせられるのならば、
寝ていたい。
それが一生かかってでも、
寝ていたいのだ。
だけれど死を願うわけでもない。
ただただ自分が嫌いなだけなのだ。
そうじゃなければ私は私でなくなる気がして。
そのためか父はため息をつく。
ゆっくりとした
混乱とした
老いたため息
何が何だかわからない。
どうしたいのだ。
どう生きたいのか。
どう考えているのか。
私もそう自分に聞きたい。
なぜそこまで夢の中で佇む奴を、
斧を持った自分に会いたいのか。
死を願っているわけでもなく、
自分を失いたいわけでも無く、
ただただ消えたら楽だろうと、
そう永眠を願うのだ。
何が何だかかわからない。
きっとそんな面倒な者は、
私を一番簡単に表す戯言なのだろう。
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