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何だか胸が苦しい。


散々私のことを巻き込んでおいて、美咲は美咲の幸せを見つけろだなんて、お姉ちゃんは意地悪だ。


すずと圭佑さんから離れられなくしたのは誰だよと叫びたい。

だって、どう考えたって私の幸せはもうここにしかないというのに。

確信犯にもほどがあるよ。


私はおとなしくDVDを見ているすずを見る。

ただDVDを真剣に見ているだけなのに可愛い。

私の幸せはここにあるなと改めて実感する。


「ねえ、すずー?」


「ん?」


私が話しかけたので、すずは小さな手でリモコンの停止ボタンを押した。

そんなことまで覚えるとは大したものだしちゃっかりしていて笑える。

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