誰がプレイしても恐いと思える設計
ここからはVisageの魅力について語っていこうと思う。
このゲームは最恐と言っても過言ではない程に恐ろしいホラーゲームだ。そして、その感覚はゲーム終盤まで続くこととなる。
一見すれば、最後まで恐ろしいのはホラーゲームとして当たり前だろう、と思うかもしれない。しかし、これは当たり前ではないのだ。
どんなホラーゲームであっても、いつかは恐くなくなってしまうのだ。何故なら、演出に馴れてしまうからだ。人の馴れというのは非常に優れており、いかに恐いホラーゲームであっても、人は馴れてしまうのだ。
しかし、このVisageはそれをある方法で回避している。それは章ごとに異なる恐怖を演出するということだ。
章ごとに異なる恐怖を演出するというのは、かの有名なバイオハザード7でも使われた方法だ。具体的に言えば、幽霊的な恐怖、人間的な恐怖、理解出来ない恐怖などだ。どれも精神的な恐怖であると言えばそれまでだが、微妙にアピールの仕方が違う。
例えば幽霊的な恐怖とは、ジャパニーズホラーのようなじわじわと迫るような恐怖である。理解出来ない恐怖とは、P.T.のように世界が徐々に歪んでいくような恐怖だ。人間的な恐怖とは、狂気に満ちた人に追われ続けるアウトラストのような恐怖だ。
どれも似ているようで、違うアピールの仕方をしているのだ。こうした演出をする事で、プレイヤーは常に恐怖することとなる。もしくは、必ず恐怖することとなる。何故なら異なる演出をすることで、人が演出に馴れる事を防いでいるからだ。
そしてVisageではこれらの演出に加え、ランダムで発生するイベントも含んでいる。これによって、プレイヤーは常に恐怖することとなるだろう。
つまりVisageには、誰がプレイしても恐いと思える設計がされているのである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます