白い愛だけ抱き寄せて

甘い毒を飲んで、混沌の海へ潜る


意識 混濁 倫理 社会性 理性 闇色に落ち染まる

混沌とした黒い波に、つま先飲み込まれて

沈んで、沈んで、


嗜好も思考も汚染

淡く黒く染まってく

私も。


そして悲しい仕組みの中で

いつか世界の全てを笑いながら

呪ってしまうの

未来予知


貴方の言葉が声が

私の心

真っ白な砂漠に戻す 白い光を信じているの

美しく残酷で素晴らしく優しいこの世界で


切ない程愛しくて苦しい程に喜ぶ世界でも


どんなに壊れても

理屈も意識も超えたその先で


一番に私だけが貴方のこと。

貴方の白さだけ

眩しさだけ焼き付けていた。

消えないように。


「君の思想は、くだらないね。」と

知らない人にバカにされてしまった

バカにされてもいいわ。私。

元々そんな大層な頭脳も思想も持ってないもの。


白い愛だけ抱き寄せて

白いあなたの愛だけ抱きしめて

真っ白な気持ちでいたあの頃の私はまだここに居ます


汚れてしまった日も年月を重ねても

消えない声


貴方の眩しさを意識の向こうの心に

ずっと焼き付けていた

あの日、あの頃、ずっと、あなたの白い愛を

いつかの私を支えると無邪気に強く

貴方の眩しさを ただ ただ

白い心で信じて


白い愛だけ抱き寄せて

白いあなたの愛だけ抱きしめているの、永遠になるように。

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