第196話 2020年の二月? (26)
でッ、それを聞いた……と、言っても?
この物語を読み、見ている者達は、『一体誰の声なのだ?』と、思う筈……。
そう? 誰の声って? 山田瞬の漏らした嘆息に反応してね。
今度は大島のオジサンではなくて、二重焼き屋のお兄さんが彼の漏らした嘆息に反応しめしてね。
「山田君? 『えっ?』ではないよ! 『えっ?』では……」と。
山田瞬へと苦笑しながら告げてきた。
う~ん、でもさ? 山田瞬へと二重焼き屋のお兄さんが。苦笑しながら山田瞬へとこんな台詞を告げても。彼は? 何のことだか? 訳わからないので?
「えっ? 二重焼き屋さん、何のことでしょうか?」と。
彼は二重焼き屋のお兄さんへと恐る恐ると訪ね返すのだ。
すると二重焼き屋のお兄さんは、山田瞬の問いかけに対して?
「山田君? 君は日頃から? 良く俺達に言っているじゃないか? 君の古里、広島にある宮島や原爆ドームは? 海外からの観光客ばかりだと。確か君は? 俺達に言って、教えてくれていたはずだよね?」と。
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