第180話 2020年の二月? (10)

 あくまでも? そのお金を稼いだのは? 山田瞬とおさん狐さまの、夫婦二人で稼いだのではなく。おさん狐さまの家臣達イコール? 山田瞬から見たら? おさん狐さまが経営する会社の従業員の人達が稼いだ物だから。この不景気……。おさん狐さまの経営する会社に何が起きるかわからないから大事に貯蓄しておくようにと訳のわからないこと……。


 まあ、山田瞬が? 妖狐の姫巫女である、おさん狐さまの家臣達を従業員と言って呼ぶ辺りは? 現代人である山田瞬らしいと言えば? らしいから。我等もよいとは思うのだが。


 だって? おさん狐さまの夫である山田瞬が考えるよりも? 豊穣の地霊の姫巫女であるおさん狐さまの財は本当に凄いのだ。


 う~ん、でも? 彼の? この金銭に対して欲深くないところをおさん狐さまは? 大変に気に入って押しかけ女房になったのだからいい。


 う~ん、そんな幸せ絶好調の、おさん狐さまにも? 実は悩みがある。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る