第176話 2020年の二月? (6)

 それも~? 二人の小さな1LDKの部屋には、『紙マスク』の買い置きが多々、在庫として置いてある……と、言うことはない。


 まあ、当たり前のことなのだが?


 う~ん、でも? 『一瞬?』この物語を読み、見ている者達は驚いたのではないか? と、思われる。


 う~ん、では? 何故おさん狐さまは? そんなにも沢山の『紙マスク』を購入して? 自身の持つ蔵……。


 まあ、彼女の夫である山田瞬と共に暮らす1LDKのアパートには『紙マスク』の在庫を置いておくことは不可能なので。妖怪達が暮らす黄泉の世界にある自身の大きな屋敷にある大きな蔵へと持ち運んで、大判小判の如き扱いで、『紙マスク』を大事に貯蓄しているのだが。


 まあ、ここまで我等が話せば、何故? おさん狐さまが? 『紙マスク』を貯蓄しているのか? 彼女の胸の内が皆にもわかると思う?


 そう? 今後日の本でも? 二月の終わりから四月にかけて『紙マスク』の需要と供給が一気に増えて。この日の本でも製造が追いつかなくなり。量販店の方でもマスク製品が全般的に品薄状態に陥りだすのだが。


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